Carole King "The Living Room Tour"

 シンガポールで買わなかったキャロル・キングの最新作ライブを、昨日GETした。それも今回はCDを買わずに、インターネットでMP3ダウンロード購入してみた。今後はこれが主流になるんだろうけど、自分としては初めての試みに挑戦。

 録音は去年のツアーからのものだが,1曲目で「私は62歳だから、歌いたい曲がたくさんあるわ。」なんて歌われちゃ、それだけでこっちは完全に持ってかれちゃう。とにかく、ほとんどピアノの弾き語り(プラスAg,Bass程度)なのがいい!
 確かに声はかなりガラガラで苦しいところもあるけど、もうどうでもいいのだ。この人の曲ってどうしてこんなに心にスーッと入ってくるのでしょう。

e0093608_22533099.jpge0093608_22552117.jpg まずはM2"Peace In The Valley"('72Rhymes&Reasons左/スタジオ版はすごく繊細な唄だったが、ここでは風格あふれる力強さ)とM4の"Now And Forever"で涙。
 特に後者は1993年の「Color Of Your Dreams」(右)に入ってた隠れた名曲。ブレッド&バターの二弓さんに教えてもらったんだった。M6,M9も同アルバムからの選曲が意外。でも、スタジオ・テイクより断然好き。このシンプルな表現こそ、今だ。

e0093608_2303776.jpge0093608_232913.jpg M7"Jazzman"('74「Wrap Around Joy」左・名盤)も大好きな曲、スタジオ版に入ってるサックスのイントロ、間奏をスキャットでやるのもかっこいい。

 もちろん大名盤'71「Tapestry」(右)からも代表曲(M5,8,12,13,18,20)が並ぶし、Goffin&King時代のヒット曲はM10のメドレー(Take Good Care Of My Baby,'61Bobby Vee/It Might Rain Until September'62Carole King/Go Away Little Girl,'62Steve Lawrence/I'm Into Something Good,'64Herman's Hermits/Hey Girl,'63Freddie Scott/One Fine Day,'63The Chiffons/Will You Love Me Tomorrow,'60The Shirelles)で盛り上がる。
 M15"Chains"('62The Cookies)もM19"(You Make Me Feel Like) A Natural Woman"('67Aretha Franklin)もキッチリと。

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 (60年代ブリルビル時代のプロ作家としての成果を並べたものは他にもいろいろある)


e0093608_23121350.jpge0093608_2319166.jpg まあ、ところどころ演奏がゆるんじゃってるところもあるが、それも曲の良さですっかり帳消しになってしまうのは、毎度の事?('71の「Carnegie Hall Concert - June 18 1971/左」は逆にピーンと緊張感があってこれまた素晴らしい、必聴! また'94「In Concert」/右」はクロスビー&ナッシュやギターのSlashをゲストに呼んだりして、余裕ある堂々たるステージング。"You've Got A Friend"のキーが半音上がっている!)

e0093608_2322431.jpge0093608_23281191.jpg まだあるよ。私が一番好きなこれも大名盤'71「Music」(左)からはM14"Sweet Seasons"と、最大のサプライズは67年のモンキーズの大ヒットM16"Pleasant Valley Sunday"を初収録。これはたまりません。私の愛するポップ・ソングのベスト10に必ず入るサイケ・ポップの大傑作だもの。

e0093608_23292012.jpg そして、意欲作だった'73「Fantasy」からのM17"Being At War With Each Other"は今もなお戦争に明け暮れる世界へのメッセージ。
 最後はM21"Locomotion"('62Little Eva)と、曲目を書いていくだけで凄い。こんなにヒット曲名曲が並んでるアーティストって他にいるかな?
 偉大なる偉大なるキャロル・キング先生に最敬礼。


 他にも忘れられない名作の数々。
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 60年代末、吹き荒れるロックの嵐に、ニューヨークでの作家生活から、西海岸へ移住しバンド結成。そのバンド"The City"の唯一のアルバム「Now That Everything's Been Said」、幻の名盤と呼ばれていた。

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 バンドで歌う事にプレッシャーを感じていたという彼女が原点に帰ったソロ名義のファースト'70「Writer」、これも傑作。私には一番身近に感じる。中学時代に友達と一緒に聞いたなぁ。

e0093608_23311040.jpge0093608_23502667.jpg 今のところのスタジオ最新作'02「Love Makes The World」、生きる伝説、ミュージシャンズ・ミュージシャン、殿堂入り、もうすでに賞賛の言葉は言い尽くされているが、彼女はあくまで現役であることを堂々と示した。ただ、回りが恐縮して彼女を持ち上げている感じで、それがちとゴージャスすぎる作りになったか? 
 なので、その反動のようにシンプルな「Living Room Tour」がとても瑞々しかった。
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by harukko45 | 2005-11-17 01:10 | 聴いて書く

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