1991年の沢田研二さん「JULIE MANIA」

 (前回から続く...)
 もう一つ紹介したいのは、1991年武道館での、沢田研二さん25周年記念コンサートの映像。これには私でなく私のカミさんがコーラスで参加していて、バンドはおなじみの吉田建さん、村上ポンタ秀一さんを中心にした大編成の豪華な布陣。その演奏ぶりも傾聴に値するのだが、何よりもジュリーの唄、パフォーマンスが最高に良い!良いのです!
 このライブの内容は沢田研二という日本が誇る大スターの文字通り集大成として大変立派なものだった。

 とにかくジュリーは、私が小学生の頃に憧れていたグループサウンズ「ザ・タイガース」のリードボーカルであり、男から見ても「美しい」「かっこいい」と思える日本でほとんど唯一の人。タイガース解散後もGSの生き残りの中でただ一人、歌謡界のトップに君臨し続けた偉大な歌手だ。

 そのコンサートは、アカペラの"I Believe In Music"で始まってから、ほとんどMCなしで30曲歌いっぱなし、動きっぱなしで、2時間半以上全く飽きさせなかった。
 タイガース時代の"シーサイド・バウンド""シーシーシー"、大野克夫さんや井上堯之バンドとの"危険なふたり"(これは加瀬邦彦さん作)"勝手にしやがれ""ダーリング""時の過ぎゆくままに""あなたに今夜はワインをふりかけ"、エキゾティックス時代の"ストリッパー""6番目のユウウツ""晴れのちBlue Boy"などなど、日本歌謡曲史上に燦然と輝く名曲のオンパレード。そして驚きはPYG時代の"自由に歩いて愛して"も歌われていた。ほんと、しびれまくりである。おかげで2回見ちゃったよ。

 沢田研二さんはある意味「歌謡曲の世界」からロックというものを表現した人。それによって、世界のポップスと比べても遜色ない非常にユニークで魅力的な音楽世界を築いた。
 それとはっきり言えるのは、「いい歌手といい曲の素晴らしい合体」。結局、これにつきるのだった。

 それにしても、ヒロリンにしろジュリーにしろ、彼らがヒットしていた頃の「歌謡曲」というもののレベルは相当高かった。正直、今のJ-popのヒットチャートで並んでいる楽曲はこれに比べたら子供の作品ばかりではないか?
 このジュリーの持つ独特の世界を今引き継いでいると思える人をあえて探すとすると、YOSHII+ROBINSONこと吉井和哉さんだろうか?彼はジュリーとは逆にロックの世界から歌謡曲の良さをしっかりとらえているし、スケールがでかい。「John Lennon Super Live」で競演させてもらったが、やはりオーラの強さは出演者の中で断トツだった。

 ちなみに、沢田さんのこの時のコンサート「ジュリーマニア」は現在CDで再発されているが、DVDでは入手できないようだ。もったいない。(すぐのコメント投稿により、DVDがあることを教えていただきました。nagisaさん、ありがとうございました。)
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by harukko45 | 2005-11-12 05:47 | 聴いて書く

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