EURO2012/大会6日目まで

 EUROが始まって早1週間、ここまでで最高のゲームはグループCのスペインvsイタリアで、1-1のドローではあったが、内容の濃さでは一番。攻撃的に変身した新生イタリアが王者スペインを苦しめたことは明白。今後もイタリアの試合は要注目ですな。
 とにかく、イタリアの「伝統の守備+足技にすぐれたテクニシャンを配した攻撃的な戦術」は実に新鮮であり、そこに、予選でのフォーメーションからスペイン用に組んだと思える3-5-2のシステムを採用したのも驚きだったが、デ・ロッシやピルロがうまく生かされていて、二人の素晴らしさを再認識したのだった。
 かたや、今大会FWの人材を欠くスペインは豪華なファンタジスタを際揃いさせた「0トップ」で迎え撃つとは、これはこれで、なかなかシビレましたな。
 とは言え、期待に反してスペインの0トップは、前半ほとんど効果的な攻撃ができず、ペースはイタリアが握っていた感じ。で、60分のディ・ナターレによる先制ゴールはイタリアの勝利を予感させたが、そこはさすがスペイン、すぐにセスクが同点ゴールを決めて持ち直した。正直、セスクのゴールは「やっと」って気もしたけれど。
 その後は、スペインもフォワードを投入して勝ちを狙うが、入ったF・トーレスが極めて不調だったのは痛かった。ちょっと今後に不安を感じさせる。というわけで、結果としては引き分けでも、内容的にはイタリアは今後に明るい展望が開けたが、スペインは問題を残した感じ。
 やはり「0トップ」は冒険だったか?確かにトーレスはゴール出来なかったものの、チームとしては彼と、右サイドにヘスス・ナバスが入ってからの後半の方が、明らかにドン詰まり的な前半よりも良いサッカーをしていたと思う。

 あと、印象に残ったのはウクライナ。35歳の英雄シェフチェンコによる「魂のヘディング」2連発でしょう。これには、思わずウルっと来た。
 最悪なのはイングランド。はっきり言って、アジアの弱小国の代表ですか?と思えるような守備的戦術には呆れた。バラックが言うように「ゴール前にバスを3台とめておくようなプレー」では、ユーロの強豪国とは言えない。というか、元々イングランドは過大評価されすぎていたのかも。
 そんなイングランドと引き分けたフランスは、なかなか良い感じと見た。ベンゼマ、リベリー、ナスリの前線はかなり魅力的で、今後の熟成ぶりに注目したい。
 
 でもって、なんだかんだ言っても注目のグループBでは、ポルトガルがヒヤヒヤさせられながらも、なんとかデンマークに勝利。だが、クリスティアーノのメンタル面に少々不安を感じちゃう。昨日の試合でも、決定的なチャンスを決められず、チームを苦境に立たせることになった。最後にヴァレーラのゴールで救われて、まだまだ可能性は残っているのだから、ここで一致団結してほしい。

 そして、前半戦の大一番ドイツvsオランダは、ドイツが2-1での勝利。なんとも「らしくない」オランダの不調ぶりにはガッカリ。というか、オランダも過大評価だったか?トータルフットボールも何処へやら。前と後ろが完全に分断されたような戦いぶりでは、総合力ダントツのドイツにはかないません。ファン・ペルシーがやっと「らしい」ゴールを決めて1点差にしたけど、その後のドイツの試合巧者ぶりはさすがで、オランダの攻撃はじょじょに消されていった。
 とは言え、この組はまだどうなるかわからん展開で、最終戦でのポルトガルvsオランダが激闘必至。ここまで不発の両国のエース達が、大いに奮起して盛り上げてほしいものだ。でも、本音はクリスティアーノだけ頑張って、ポルトガルに勝利を!オランダさようなら。

 おっと、この中で一番地味なグループAは、ダントツと思われたロシアがサポーターのご乱行に水を差されたか、ポーランドと引き分ける結果に。せっかくのいいチームだが、UEFAからの厳罰(12万ユーロの罰金、EURO2016の予選で減点6/執行猶予付き)にモチベーションが保てるかな?


 
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by harukko45 | 2012-06-14 16:53 | スポーツ

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