今日のFREE(2)"LIVE!"

 FREEの"LIVE!"は1971年の発表で、このあたりで最初の解散しちゃうのね。昔のバンドってすぐケンカ別れしちゃ、またくっついたりして、みんなかなり血気盛んだったんだろうな。今のミュージシャンの方が大人で我慢強いんじゃないかな。良いか悪いかはおいといて。

 でも、このアルバムに聴かれるような演奏を毎回してたら、キレちゃったりもするよ。まあ、ドラッグの影響もかなりあるだろうけど。とにかく、ここでの演奏にはピーンと張りつめた緊張感がただよっていて、一度聴き始めたら途中でやめられない感じがあるのだ。
 私は彼らをハードボイルドだ、クールだと書いたが、それは情熱がないと言う意味ではない。そのすごい情熱は中でグツグツと煮えたぎっているのだ。だが、彼らは大げさにパフォーマンスせず、黙々とプレイし続けるだけで勝負している。そういうやり方はこの時代の特徴でもあるけど、こうして時間が経っても全く色褪せることなく聴けることは、やはり本物だった証拠。

 とにかく、1曲目の"All Right Now"のサイモン・カークの出だしからして「クーッ、たまらん!」でしょ。"Fire And Water"あたりでも、かなり失禁しそうにしびれてしまうが、"Mr.Big"で完全にやられてしまうよ。アンディ・フレイザーの常に素晴らしいプレイは常にたまらん!感じだが、このアルバムではポール・コゾフの魂のこもったギターが大好きだ。何で彼のことをヘタウマの代表みたいに言うのかね。これぞロックギターじゃないの?
 そして、フリーにおいていつも音楽を高い位置でキープしているのは完全にポール・ロジャースで、この人の安定感と強いプロ意識はほんとに尊敬に値するし、いくら讃えても足りないくらいだ。

 さて、オリジナルは7曲ライブに最後がスタジオ録音で終わりなのが、CDになって未発表のライブ・テイクがボーナスとして入っている。この場合これは大変喜ばしい。大好きな"Woman"が聴けるし、"Walk In My Shadow""Moonshine"のコゾフのブルーズ魂の爆発がまたまたたまらん。
[PR]
by harukko45 | 2005-11-10 02:45 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31