シンガポールから(9)Kathleen Battle"Grace"

 さて、Tower Recordsでもう一つミッケ! 何とお懐かしい、キャスリーン・バトルだ。

 86年にウイスキーのCMでヘンデルの「Ombra Mai Fu」を歌う映像が流れて、一躍日本でも大ブレイクしたアフリカ系アメリカンのリリック・ソプラノであります。私もそのCMをきっかけにファンになってCDを買ったが、最近はあまり注目していなかった。
 彼女自身の容姿の美しさ、その「天使の歌声」はまさに「これぞ癒し系」と思わせたし、カラヤンが生きていたころはずいぶんヨーロッパでもオペラで活躍していたし、レコーディングも多かった。モーツァルトのオペラでのツェルリーナもデスピーナも最高にチャーミングでその姿、もちろん歌にうっとりしちゃってた。
 それが最近知ったことに、そのイメージとは裏腹な「ワガママな言動」でメトロポリタン・オペラから追放されていたなんてねぇ。あのジェームス・レヴァインも我慢の限界だったとは驚いた。どうりでこのところオペラに登場しないわけだ。大変、残念なことである。
 で、このアルバムは95年の録音で、いわゆる「天上」系の曲ばかりでバトルの声にピッタリ。録音もニューヨークの教会でされている。彼女の人間性はともかく、その豊かな才能・声の素晴らしさは紛れもないものだ。本当に聴いていて心がなごんでくる。全体のまとまりもすごく良い。

 さて、当初のメンバーとは違ったが、ボニー・レイット、ロレッタ・リン、キャスリーン・バトルでシンガポールCD購入「オバさまシリーズ」は完結。
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by harukko45 | 2005-11-03 23:57 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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