プラハにて、チェコ・ビール探訪(2)

 前回は「ウ・ズラテーホ・ティグラ」のみで終わってしまったが、その他のピヴニッチェ(ビアハウス)についても、簡単にまとめておきます。

 
「2番目に美味い店〜ウ・ピンカスー(U Pinkasu)」

e0093608_17484555.jpg プラズドロイ(ピルスナー・ウルケル)をプラハで2番目に美味しく飲ませる所として、チェコ・ビールの達人に紹介されていた店。ここは、プラハで初めてプラズドロイを出した店としても有名。観光客にとってはレストランとしても利用できるので、「ティグラ」よりも入りやすく、気楽に美味いプラズドロイが味わえる。

 「ティグラ」に比べると、全体にまろやかな印象だった。ガチっとしたボディを感じさせた「ティグラ」のインパクトには負けるが、確かに、こちらも相当に美味い。

 しかしながら、料理は、私たちにはいまひとつだった。なので、もし次回訪れるなら、「ティグラ」に午後3時に行けない時に、ここのレストラン・サイドではなく、ピヴィニッチェの方でビールのみ注文するとしたい。ただし、こちらも常連客らしい「いかつい」男達がテーブルをほぼ制圧していることを覚悟しなくてはならないだろう。それでも、観光客が入れる可能性はかなりある。とは言え、雰囲気は「ティグラ」にはかなわない。

「ブドヴァイゼル・ブドヴァルが飲める人気店〜ウ・メドヴィドクー(
U Medvidku)」

e0093608_303614.jpg プラハでブドヴァルの看板が出ている店はあまり多くないようだった。なので、それを飲ませてくれる店というのは貴重だし、絶対に訪れたい。
 メドヴィドクーは食事のメニューも豊富で、味も上々。それに、他に比べて値段が安い。なので、地元の人々にも人気のようで、毎日混んでいた。私達は午後2時ごろ、偶然にもタイミング良く、5分ほどの待ちで席に着けたが、我々の後ろにはかなりの行列が出来ていた。

 初めて飲むブドヴァルは、実にまろやかで飲みやすかった。街歩きでノドがかわいていたので、潤すにはもってこいだった。全体に軽やかな印象だが、バランスの良さが光る。いわゆる、コクがあるのにキレがあるって感じで、美味しい。
 プラズドロイが壮年期の男らしさとすれば、ブドヴァルは青春時代と言えるか。プラズドロイが4番バッターで、ブドヴァルはイチローのようなトップバッターと表現されている方もいたっけ。うまく言い当ててらっしゃる。

 とは言え、達人達のブログでは、醸造所のあるブジェヨヴィツェで飲む美味さにはかなわず、プラハでのブドヴァルはダメだと言う方もいた。私にとっては、これでも十分美味かったが、いつか機会があったら訪れてみたいものだと思う。

 さて、ブドヴァイゼル・ブドヴァル(Budweiser Budvar)はアメリカのバドワイザーを販売するアンハイザー・ブッシュ社との間で商標登録の争いを各国でおこなっている。バドワイザーというビールは、チェコのチェスケー・ブジェヨヴィツェのビールに感動したアメリカ人、アドルファス・ブッシュがビール酵母をアメリカに持ち帰り、セントルイスで製造販売をはじめて、その名前を無許可で借用したもの。よって、ブドヴァルとはまったく関係がない。

 しかしながら、どう見たってブッシュ側の身勝手さが見て取れる。アメリカでの商標登録の権利を盾に、本家・ブドヴァイゼルを北米市場から追い出し、チェコの工場さえも買い占めようとするとは、実に恩知らず。勝手に商標登録して問題をおこすなんて、今の中国とかわらない。

 まぁ、味に関していえば、チェコのをまねたのだから同系なのだが、ブドヴァルの美味しさを知ってしまった以上、もはやバドワイザーをすすんで飲む事はないだろう。
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by harukko45 | 2012-01-11 18:42 | 旅行

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