水越けいこ/オータム・ツアー2011の詳細(5)

詳細(4)からの続き。

 1部/En1.哀しくて

e0093608_11154334.jpg アンコールに応えての1曲目は80年代らしいロック・チューン。会場も盛大な手拍子で盛り上げてくれました。大阪や東京の1日目では、手拍子の音量が大きくて、こちらの方が煽られてしまいそうでした。
 とは言え、やっぱり「Actress」の曲は明るさがあっていいですな。詞はタイトル通り哀しいのだけど、この時代は常に前向き。この頃のよかった部分を、もう少し思い出した方が良いかもしれませんね、今の日本人は。そして、80年代を体験できなかった若い人達に、外向きな明るさとその喜びをちゃんと伝えないといけないです。

 2部/En1.生きがい

e0093608_1125865.jpg 2部では"哀しくて"ではなく、「I'm Fine」からの秀作である"生きがい"をやりました。これも、けいこさんの代表作といえる1品で、TOTOとの相性もピッタリで実に良い仕上がりでした。大村雅朗さんのアレンジが十分に彼らの演奏を意識していて、かたや、演奏するTOTOもそれに応えて、最上のプレイを提供していると思います。
 特に、ジェフ・ポーカロ!素晴らしいです。で、たぶん、クリックなどは使わずに自然なテンポ感でレコーディングされたものと思います。だから、すごくグルーヴィで気持ちいいのです。例えば、イントロでのタム1発で、全体のテンポをコントロールするところなど、思わず「Yeah !」と叫びたくなります。

 今回のライブでは、二人だけの人力のみで貫きました。正直、スタジオ・テイクの再現は無理です。ですが、共感できるミュージシャンだけで、その曲に込められた思いを伝えることは十分に出来たと感じています。それにしても、いつやっても楽しく、ワクワクさせられ、歌詞のやさしさにもキュンとして、癒される名曲です。

 けいこさんの「I'm Fine」はTOTOがバンドとしての頂点に立つ「Toto IV」の制作と重なる時期だったとのことで、セッションの合間などに、新曲の練習もさかんにやっていたとのことです。まさに、上り調子の彼らとの幸せな出会いは、けいこさんにとっても素晴らしい思い出となったことでしょう。

 En2.Woman

e0093608_1149691.jpg 1991年の「Humane」は全編にバンドっぽい仕上げで、ザックリ感を強調したアルバム。全体的に抑えた歌と演奏は、地味目でシブいですが、ライブでやると意外に面白い部分が出てくる曲が入ってます。たぶんに、アレンジャー中心の制作というよりも、ミュージシャンのその場のセッションに委ねた感じなので、元々ライブぽいからでしょう。
 今回の3人でのパフォーマンスは、それぞれの場所で変化していき、演奏する側としても大いに楽しかったです。

 En3.Too Far Away

e0093608_1202840.jpg 代表曲で名曲である"Too Far Away"に説明不要ですが、今回はこれまでとは違ったアプローチをしながら、ツアーを回ってきました。大きく変えたわけではありませんが、微妙にその変化がいい結果をもたらしていたかなと思っています。
 でもある時、あまりにも全員がドーンと、曲の世界に浸りすぎて重くなってしまったことがあり、ちょっとやり過ぎだったと反省して、すぐに話し合って修正しました。

 Double_En.ほほにキスして

e0093608_1271932.jpg ダブル・アンコールに応えて、大ヒット曲で最後は盛り上がりました。東京の大ラス公演ではこの前に"哀しくて"もやりました。大サービスです、なんて。せっかく、小道具仕込んでくれたんだから、こちらもお返ししなきゃって気分でしたから。

 とにかく、"ほほキス"での一糸乱れぬ手拍子、毎回ありがとうございます。ここで、ライトセーバー、ガンガンに振ってもらっても良かったんですけどね。また、作戦練っておいてください。

 というわけで、長々と続いた詳細もこれで終了です。ツアーはまた来年ですが、けいこさんにはニューアルバムの作業再開が待っています。本当にいい出来になりそうなので、大いに期待していてください。まだ、予定はでないですが、私も早い再開を期待している一人です。また、その節には随時ご報告したいと思います。

 それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。そして、各会場にお越し下さったファンの皆さんにも、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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by harukko45 | 2011-10-20 00:00 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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