水越けいこ/名京阪ツアー終了

 水越けいこさんの「Autumn Tour 2011」の名古屋ムジカ、京都Fanj、大阪Fanjでの4ステージを無事終えて、一昨日夜に帰宅しました。ここ数年、こつこつと続けてきたツアーで、会場も同じでしたので、もうすっかりスタッフの皆さんとも顔見知りとなりました。おかげで、どこも演奏に集中できる環境を整えてくれて、とても心地よく過ごせたことが、本当にありがたかったです。

 とは言え、3カ所それぞれに違った特性があり、我々のパフォーマンスも、3日間それぞれに違った内容に変化するのが面白い、とも言えます。

 名古屋ムジカは、店長自らが陣頭指揮で入り込んでくれながら、全体に和やかなムードで、一番アット・ホームな感じです。そのおかげか、明らかに動員が増えてきた感じでした。お客さんの反応も、より強くなってきたと感じています。また、他のシンガーの方とも知り合うきっかけがあり、今回も、その方々のご好意で、K・Yairiブランドで有名なヤイリ・ギターの工場に伺うことができました。また、実際に案内してくださった副社長さんが、けいこさんのファンであって、ライブにも来てくださっていたというのが、偶然とは思えない縁でしたなぁ。

 私はギター・メーカーについて、ほとんど門外漢だったので、このヤイリ・ギターがいかに素晴らしいメーカーなのかを今回初めて知りました。いやぁ、日本のものづくりって、やっぱ、こんなにも素晴らしいのかと、あらためて実感させてもらいましたよ。
 岐阜県可児市にある製造工場では、20〜30名の職人さんだけによる、すべて手作業でのギター作りがおこなわれており、一括した大量生産などではありません。
 で、その丁寧で、こだわりを貫いた高い技術を実際に見させてもらうと、実際には弾かない私でさえ、これからのギターの扱いが変わるような気持ちになります。

 ちなみに、ヤイリ・ギターは日本よりも欧米での評価がたかく、ポール・マッカートニーから、亡きジェリー・ガルシアや、デイビット・クロスビー&スティーブン・スティルス、リッチー・ブラックモアやイングウェイ・マルムスティーンら、数多くのミュージシャンが愛用しているのです。これも正直驚きでした。
 日本でも長渕剛さん、桑田圭祐さん、BEGINら、多くのミュージシャンが使っていたんだな。で、もちろん、我らが水越さんもですね。それから、松崎しげるさんの写真も飾ってありました。これも、うれしかった。

 2日目の京都Fanjは、ライブハウスというよりも、小ホールなみの規模とステージの広さを持っている会場で、何より音響が良い。PAを通した音も実にクリアで良いとのことだが、我々ステージ上の人間としては、ステージでのミニター環境が心地よいことが一番ありがたい。
 とは言え、特殊で高級な設備とかがあるわけではなく、ハコ自体の「鳴り」の良さと、スタッフの力が全てだと思う。
 で、音響がよく、それに暖かく包まれていると、こちらの表現にゆとりが生まれるのです。具体的に、けいこさんの音楽では、「弱音」をうまく生かせるようになり、無理なく自然にダイナミクスをつけることが出来るのでした。だから、前回の大編成バンドの時も、今回のギター&ピアノのみでも、ミュージシャン側の出来が共に良く、満足感も大きいのでした。

 3日目の大阪Fanjは、一番ライブハウスらしいライブハウスで、熱気ムンムンした感じが、演奏する前から会場にあるわけで、やはり、そういうムードに影響されます。それに、2ステージとなるので、当然体力勝負になるのでした。
 個人的には、ここのデジタル・ピアノは少々扱いが難しい(というか、「大雑把な反応」の)楽器なので、どうしても繊細な曲では、普段通りに行かずにストレスになるのですが、その分、イケイケ調になると、力でねじ伏せる感じになって、それはそれで気持ちいい。
 お客さんも、大阪では特に盛り上がりたいって気分が強くなるのかも。なので、そういう部分をうまく取り入れることも大事かもしれません。

 というわけで、残すは東京2days。個人的な反省点もふくめ、もう一度気持ちを新たにして、モチベーションを上げて行きたいと思います。
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by harukko45 | 2011-10-04 16:06 | 音楽の仕事

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