最高裁が堀江氏の上告を棄却

 日本というのは恐ろしい国だ。特捜という組織は冷戦時代のKGBやCIAのような悪名を後世に語り継ぐのか。昨日の堀江氏の会見においても、彼が語っていた事だが、「こんなことをして誰がいったい得をするのか」ということを特捜はやっているとしか言いようがない。
「成り上がりもの潰し、出る杭はうつ」は続く。こんなことをやり続けていくうちに、日本はどんどん落ちぶれて行く。何十年もずっとじり貧で、若者のやる気なんかどんどんなくなっていく。

 そして、最終的に判断を下す最高裁をはじめとする裁判官達も、検察側の言うがまま。まともな審理が行なわれる裁判は稀で、多くは検察が有罪と主張している内容の確認が裁判の実態で、日本の裁判の有罪率が99.8%という異常な高さ。
 もはや、検察が捜査に入っただけで、終わり。また、その後は取り調べにおいても弁護士の立ち会いもなし、もちろんビデオ撮影などの可視化もない。

 昨年の村木厚子さんの事件があって、やっと特捜への疑いが表で語られるようになったが、結局のところ、検察の改革、全面可視化などは何も進んではいない。

 どう考えても、今回の最高裁の判断は不公平だ。他にもっと大きな粉飾事件は多発しているのに、それらと比較して堀江氏の量刑は異常に重い。単なる「見せしめ」でしかない。

 堀江氏が昨日の会見で語っていた中で、特に印象的だった一つに、「日本の司法制度の根底にある大きな流れは江戸時代の『お白洲』なので、お上がすべてを決めて、お上に逆らった奴は首を切られる。」だった。そして、そこには極めて「情緒的」「感情的」な要素があって、「反省の態度が見えない」という理由から、断罪に処する傾向にある。

 日本の司法は法による裁きではなくて、禊ぎを求めているのであって、それは結局、法治国家の体を成している状況ではないのではないか。
 また、検察の批判をほとんどしないマスコミは本来のチェック機能を果たさず、時には先回りして「巨悪」の空気を作り出し、国民を洗脳している。

 日本という国は恐ろしい。3.11を境に、今までのおよそ先進国とは言えないようなシステムを、全て改革していくべきと思うが、正直、昨日のような最高裁の決定を聞くと、私程度の人間でも心が折れてしまいそうになる。
 今の若い人たちは海外に出たがらないようだが、このまま日本なんかにいたら決して幸福にはなれないかもしれない。政府も司法もジャーナリズムもこんなに駄目じゃ、海外に出て行くしかないかもと、真剣に思って当然だ。
 
 堀江氏をかつてのイメージで反感を憶えている人も多いと思うが、私は彼の数々の発言がずっと刺激的に感じていたし、その頭脳明晰さから来る斬新な発想と前向きなバイタリティ、そして豊富な情報量とそのリテラシーの高さこそ、今後の日本にゼッタイ必要な人材であり、大事な発言者だと思う。だが、最高裁はそれを否とした。不当であり、KYであり、大バカだ。
 
 今、これに抵抗する手段は「ライブドア事件」とは何だったのか、堀江氏が主張することは何なのか、をしっかり忘れずに、各自が考える。我々、日本国民は「お上」のために生きているんじゃない。
 それと、次回の最高裁判所裁判官国民審査では必ず「×」をつける。

 昨日の堀江氏の会見は、いろんな意味で興味深かった。大手マスコミは「被害者への謝罪と反省なく、検察批判を繰り返す」との報道が多いが、どこを聞いたらそうなるのか、呆れてしまう。彼はライブドアの株主に対しての謝罪をしているし、約3340人の株主のうち約3110人と和解し、賠償金(208億円)も払っている(残り230人の人々は係争中)。
 それに、批判は検察よりも大手マスコミへの方が多い。全体として、達観したような語り口なのが印象的だ。ニコニコ・ニュースが文字起こししているので、リンクしておきたい。

堀江貴文被告緊急記者会見(1) 「ゆっくり刑務所の中で本でも読みたい」ここから(6)まで。

 ついでに、それじゃ「お上」なる連中は何やっているのか、という象徴的なものがあった。
東電・保安院の記者会見 記者陣が誰もいなくてシュール
 海外メディア向けに英語による会見をやっていた東電と保安院だったが、もはや外国人記者にとっては「聞く価値なし」となって、誰もいない状況になった。日本国はいつまで「バカ」をやり続けるのか。
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by harukko45 | 2011-04-27 16:04 | 日々のあれこれ

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