震災から1ヶ月経っても

 菅総理の昨夜の会見を聞き、とにかくこの人を代えなければ復興も原発も解決されないと、あらためて、あらためて、もう一つあらためて、思った次第。もう、うんざり。

 まず語られた復興のヴィジョンについて。昨日語られたのは、単に本の前書きの部分だけである。目標へのいくつかのステップとタイム・スケジュール、各段階でやるべきことを言わなければ、現場の人々や被災者は動けないし、モチベーションも上がらない。ボンヤリしたお題目だけならべるなら誰でも出来る。1ヶ月もかかって、これしか作文できないのなら、落第してもらうしかない。
 そして、それらの具体的な青写真は有識者による「復興構想会議」が議論し、6月をメドにまとめる、なんて、呑気すぎる。いや、ノー天気すぎる。

 「阪神・ 淡路大震災の時には震災関連法16本のうち3本が1カ月以内に成立、8本が約40日で成立したのに比べ、今回はいまだゼロ」という事実をどう考えているのか。「〜会議」と「〜本部」ばかり、たくさん作るだけで、未だに何も結果を出せていないじゃないか。
 つまり、会議や野党からの提言等で、具体的なアイデアは出ていても、誰かさんが決断できないままズルズルやっているから、「会議は踊る」と参院議長に批判されてしまうのだ。

 そして、原発問題に関して。いろいろすったもんだしたあげくに、今や菅総理はこの問題から逃げ出そうとしているようにしか見えない。震災直後に東電幹部を怒鳴りつけるほどの意欲は、事態の長期化と深刻さが衆知の事実となった時点で、すっかり消えてしまったのではないか。
 例えば、放射能汚染水の海への放水も簡単に許可、それを国内のみならず、海外にも十分な説明・通告をせず、近隣住民には「自主避難」やら「計画的避難」と、政府に責任が及ばないようなアヤフヤな言い回しに終始、そしてついに今後の見通しと補償は「まずは東電が」と、完全に責任を押し付けている。

 1ヶ月経っても、安定した冷却段階への道が見えず、ついに「レベル7」の評価になってしまったのは、ひとえに政府の無能さが原因であり、そもそも民間企業1社に任せておける問題ではないことを、いち早く理解し、決断していかなくてはいけなかったのだ。今のような調子では、放射能物質の垂れ流しが何ヶ月続くのかわからない。それでなくても、安定した冷却から収束まで3年から5年、もしくは10年はかかるというのに、これでは全く先が見えない。
 保安院と安全委の会見で、「レベル7ではあっても、放射線量はチェルノブイリよりもずっと低い」なんて、よく言えたものだ。福島原発はまだ収束してないんだぞ。

 もはや一刻も早く、首相を代えなくては何も進まないし、日本は元気にならない。もっと良き、少なくとも「マシな」リーダーに代えるためなら、政局になってもしかたがない。特に閣外にいる民主党議員達は、いくら「小沢グループ」として干されているとは言え、このまま動かずにいるならば、彼らも同じ「戦犯」だ。もう、すでにほとんどそうだと思うが、今からでも立ち上がってくれなければ、本当に日本は沈没してしまう。

 大前研一さんの最新の映像がYouTubeにアップされた。今回はごく短いが、世界の日本への見方が「同情と哀れみから怒りと侮蔑への変化」したことを厳しく指摘している。




 
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by harukko45 | 2011-04-13 01:36 | 日々のあれこれ

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