3月26日夜

 昨夜の菅首相の演説(?)には大きく失望し、この先の再生への思いを一気に萎えさせるようなものだった。回りのものにもっと抑えた口調でと勧められたのか、それがかえって災いして、覇気も気概も感じられない話し方と表情だった。そして、内容も、全く何もない。大震災から2週間経ったが、今も頑張ってやってるから今後もよろしく、ってところだ。

 正直、何も人の心に響いてくる言葉を発せられない人物が国のトップであるのは、極めて不幸なことだ。普通なら即刻辞めていただきたいところだが、現在の状況化では無理だ。ならば、とにかく彼を支える人々が知恵をしぼっていくしかない。
 まさに、日本に本物の政治家がどのくらい存在するのかが問われる。このような困難な時こそ政治の力が必要であって、今こそ大きな仕事をしてもらわねばならない。そうでなければ、一体彼らは何のために政治家になったのか。政治家の本懐ここにあり、ではないのか。

 首相は、(自らの暴走で)自民との連立に失敗したが、今一度全党の党首に声をかけ、大連立による救国体制を作る努力をしてほしい。そして、被災者救済と原発事故への対応はもちろん、今後の復興への長期的なヴィジョンも今から検討していってほしい。それこそ、日本中の識者達の知恵を結集する必要がある。

 私にとっては少なくとも、1.福島原発のこれから(最悪の事態と最良の事態のふり幅をきっちりふまえて、政府の正式見解を出して欲しい。)2.計画停電の再検討(電力の総量規制の導入と節電の義務)3.単なる復旧ではない、新しい東北(県を越えた形)の再興へのヴィジョン、それを早く聞きたい。

 1.については、我々にとって今回の「原発事故」と「放射能」は、少なくとも5年、場合によっては10年、最悪の事態となって数10年は否応なく関わっていかなくてはならない問題であるから、こちらの覚悟と平静を保つ意味でも早くするべき。
 2.については、経済の復活に大いに関わる問題だけに、いろいろなアイデアをどんどん実行していかねばならないし、政府側からの政令などによるある程度の強制力も必要。また、それによって、これまでのような生き方、働き方を変える大きなきっかけにもなる。
 3.については、被災者のお怒りを受けるかもしれないが、あえて言うなら、これからの東北は、来るべき未来の街・生活を世界に示す、大きなチャンスを手にしている。大きな犠牲の上に、地球上でもっとも進んだ地域になる可能性を与えられたと思う。だからこそ、しっかりしたヴィジョン・哲学を持った国家プロジェクトにならなければならない。

 これらのことを、政治家達がどんどん語って導いてくれなければ、いつまでたっても国民全体に活気はよみがえってこない。いくらACジャパンのCMで「がんばろう、日本」って言われたって、真実味がないのだ。

 ところで、私は特に1.について早くするべきと思っているが、実際にはまだまだ無理のようなので、ひとまず、糸井重里さんのツイートに紹介されている藤林徹(元東芝原子炉設計部長)さんからのメール(「原子力発電所で使用される燃料、その放射性物質の種類と振る舞い 2011/03/25」を読んで考えたい。とても勉強になる。これと、大前研一さんの映像を見て、原発問題はしばし様子を見ることとしたい。

 おっと。日本のマスコミではなかなか見れない記事。ニューズウィークの「震災でわかった日米の競争力格差」
と、スイス紙トリビューン・ド・ジュネーブの「ヤクザの被災者支援に関心=「イメージアップ必要」と分析」に注目、チェックしてみて。
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by harukko45 | 2011-03-26 18:58 | 日々のあれこれ

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