3月24日夜

 福島原発の3号機の地下で、作業員が3人被曝、2人が病院に搬送された。「被曝線量は約170~約180ミリ・シーベルト。現場付近は津波による海水や放水で浸水しており、3人はその水につかって作業をしていた。」(読売)とのこと。いかに過酷な作業が続いていることか。本当に心よりお見舞い申し上げます。彼らの懸命な努力には敬意を持って応援しているが、それでも人間には限界がある。中で働く他の人々も被曝量はかなりのものであるに違いない。
 
 たぶん、この最前線で作業されているのは、東電だけでなく、協力会社社員とマスコミには書かれる人々だが、東芝の技術者達をはじめとする、東電の下請け・孫請け企業の人々も多いと推察する。

 一方で、福島県産の野菜、茨城県産の牛乳に始まり、東京都の水道水にまで波及した放射能汚染は、このところ連日大騒ぎだが、実際の放射能レベルに関しては、乳児以外全く問題ないと思う。にもかかわらず、ただただパニックで右往左往してしまう大衆心理はけっして消えない。やはり発信側の情報の量とそのやり方の下手さが原因であり、と同時に国民の方も、たった一つの情報(政府発表、それを精査・評価を十分しないまま垂れ流すマスコミ/特にテレビ)を信じ込んでしまうことにも問題がある。
 枝野長官をはじめとする政府発表に、嘘はないと思う。だが、全てがオープンとは思えない。操作はあると思う。だから、完全に鵜呑みにすることはできない。そして、大手新聞・テレビの記者達の科学的知識は我々庶民と大差ないレベルであり、彼らの大雑把で大げさな表現がかえって混乱させる。
 デマというのは、不安をかき立てるものだけではなく、信用しすぎて疑わない「安心デマ」もある。

 テレビで毎日聞かされる「ただちに健康に害を与えるものではないが、念のために」は、御用学者達が言う「想定外」とともに、今年最も使われた常套句として記憶されるべきものだが、これこそが最大の「安心デマ」であると思う。(1970年政府「有機水銀はただちに健康に問題はない」、1980年政府「アスベストはただちに健康に問題はない」、2011年政府「放射能はただちに健康に問題はない」←今ここ/@osiruko_zennzai 善哉さんのツイートより)

 だからこそ、とにかく個人で情報をさがせ、そして知識を深めよう。もっと多様な報道、多様な意見を知り、自ら考え、判断する力を身につける。それしか、自分や家族を守ることはできない。

「日本政府が米国から受け取りながら公表を拒否した米軍無人偵察機によるモニタリングに基づく被爆解析」をNYタイムスが17日に公表(@EpiJiwei/吉威さんのツイートより)

 12日に福島第一原発1号機の水素爆発があって以来、各地に放射能物質が放出されてから1週間以上が経つ。放射線量が増えているのは当たり前だ。だから当然、東京をはじめ首都圏は普段よりも高いレベルであり、雨でも降れば水や土の方でも値は上がるに決まっている。今や、首都圏にすむ人々は、これまでとは違う、そういう状況化にあるのだと、しっかり認識すべき。
 その前提があった上で、果たして危険なのかどうなのかを各自で判断できるようにならなきゃ、東京で活動することはできない。「正当にこわがる」ことをもっと意識したい。

 で、結論。私の住む関東、首都圏と呼ばれる地域での放射能による危険は現在のところ、ない。しかしながら、政府発表、特に原発・放射能関連に関する情報は、海外のものとは大きく乖離しており、やみくもに信頼出来るものではないので、引き続きしっかり見て行く必要がある。
 例えば、水道水に関しては、一般の大人、特に男性には全く害を及ぼすことは普通あり得ない。心配しすぎずに、私たち男どもはもっと頑張らなくちゃ。

WHO緊急被曝医療協力研究センター長らの福島での公演まとめ。今まででいちばんわかりやすい被曝の解説だった。「皆さん是非情報をきちんと集めてください」「理科音痴を日本国民全部払拭する必要があります」/山下俊一氏・高村昇氏講演会文字起こし(@sasakitoshina/佐々木俊尚さんのツイートより)

放射性ヨウ素のわかりやすいまとめ~東京の水道水が不安な乳児持ちママさんへ(@basil_kr/Kaoringさんのツイートをtogetter.comがまとめてくれています)

 もっと心配すべきは、今のようにどんどんと自粛と不安で縮こまっていく「安全な場所にいる人々」の精神だ。
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by harukko45 | 2011-03-24 19:27 | 日々のあれこれ

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