3月18日昼

 大震災から1週間。目を覚ましてみると、衝撃のニュースが立て続けに入ってきて、それを読むにつれ、今は何もやる気が起きない。

 読売新聞
 原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る
 米軍450人放射線事故専門部隊、日本へ派遣へ
 日本政府は危機感欠如、不信といら立ち募らす米

 情報としてはすでに知っていたし、このブログでもすでに書いたことだけど、大手新聞に大々的に書かれてあると、さらに驚きと失望が増す。

 端的に抜粋すると、
「米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。」
「米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、『米側の提案は時期尚早』などとして、提案を受け入れなかった」
「ウィラード太平洋軍司令官が記者会見で、『約450人の放射線被害管理の専門家の派遣を要請した。彼らは派遣命令に向けて準備中だ』と述べた。」
「米国は原発の上空に無人機を飛ばして独自の情報収集に着手している。」
「核専門家のエドウィン・ライマン博士が『日本は絶体絶命の試みを続けているが、もし失敗すれば、もう手だてはない』と指摘、放射性物質が大量に放出されて『100年以上にわたって立ち入れなくなる地域が出るだろう』との悲観的な見方を示した。」
「17日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、『日本の政治、官僚機構は、問題の広がりを明確に伝えず、外部からの助けを受け入れようとせず、動けなくなっている』『日本のシステムはすべてゆっくりと合意に達するようにできている』とする匿名の米政府関係者の分析を紹介し、国家的な危機に及んでも大胆な決断ができない日本政府へのいら立ちをあからさまにした。」

 さて、枝野長官は会見で、読売の「原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る」に対して完全否定している。

 アメリカの考えていることがすべて正しいとは言えない。が、日本政府への不信感は募る。はっきりしているただ一つのことは、事態は危機的であり、逼迫しているということ。

 もしも、アメリカの判断が正しければ、日本は地震・津波だけでなく、人災によって福島を完全に失うことになる。
 今やっている日本の作業は、客観的にみれば「決死隊」であり、第二次大戦末期の「特攻隊」的とも言える側面は否定できない。
 それでも、電力回復で制御できる可能性はあるかもしれない。それは奇跡と呼ばれるものになるだろうが。
 
 産経の「東電のバカ野郎が!」緊迫の7日間 貫けなかった首相の「勘」
 時事通信の「日本の原発耐震基準は時代遅れ」=IAEAが08年に警告か—ウィキリークス
を読むと、ますます落ち込む。

 そして、とどめに読売の使用済み燃料、共用プールにあと6400本を読むべきかもしれない。ここに来て、もはや笑うしかない。

 我々日本人は第二次大戦に敗れてから60年以上、いったい何をやってきたのか、ずっと思考停止だったのではないか、と自らを疑う気分だ。


 午後2時46分、黙祷。
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by harukko45 | 2011-03-18 13:12 | 日々のあれこれ

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