福島第一原発

 11日の大地震、それにつづく大津波によって、私達は未曾有の被害惨状を目撃する事になった。今後もとんでもない数に膨れ上がるであろう犠牲者、被災者のことを思うと、ただただ茫然自失の状態になってしまう。

 が、しかし、ここにきて、もっととんでもない事態が迫りつつあり、菅政権と東京電力の無能さが引き起こした二次災害が、大きな災厄への広がりを見せるのではということに、強い不安と怒りを感じ始めている。
 それは当然ながら、一連の福島原発の問題であり、震災直後からずっと注視してきて、何とか収束してほしいと強く願ってきたことだ。
 12日午後にあった第一原発の1号機の水素爆発映像を見たショックは、大きな絶望感を抱かせる瞬間だったものの、その後の会見等でまだコントロール可能であることが分かり、逆に希望を持って担当する技術者の皆さんを応援する気持ちで一杯になり、現民主党政権もこの難関を乗り切る事で、少しはまともになるかと期待した。しかしながらこのままでは失敗する可能性が高い。今回の大惨事は菅政権にとっては回復への千載一遇のチャンスだったかもしれないのにだ。(この比喩は震災の被害者達には大変無礼な使い方ではあるが、失礼を承知で言いたい)。

 昨日の11時における3号機の水素爆発でも、一応冷静な気持ちを保った。その後の海水注入による作業が進み、冷却がうまく行っているような情報だったからだ。
 だが、2号機における対応のバタバタ、特に海水注入用のポンプの燃料切れによる、2度目の燃料棒全体の露出などはほとんど人災ではないのか。これにより、格納容器内の圧力を下げるために、放射性物質を高濃度に含む蒸気の外気への放出しか手がなくなったのだ。(ただ今、東電の会見があり、圧力容器の弁を開けることに成功し、水を注入できるようになったが、それでも水位が上がらないとのこと。つまり、相変わらず燃料棒はむき出しであり、非常に危機的な状態であることは変わらず、その原因もわからないとのことだ)

 私は専門知識が乏しいので、ちゃんと説明はできないが、それでも、最悪の事態が近づきつつあるように思える。現場の技術者達の奮闘は大変なものであると思う、が、このままうまく収束できないのであるなら、そもそも東電と経産省に原発を管理する能力があったのか、との思いを消す事はできない。また、ここに来てのあやふやしたブリーフィングでは、肝心の情報を政府と東電が隠しているのではないか、との疑いまで沸き上がってくる。

 昨日から始まった計画停電実施に対しても、多くの国民はちゃんと受け入れて少しでも被災者の苦労を分かち合うつもりに違いない。だからこそ、初日のドタバタぶりも大目に見るしかないと思っていた。だが、今や彼らを信頼して付いて行っていいのか、大きな不安を抱がざるを得ない。

 菅首相の中味のない政治ショーにはつきあっていられないのだ。
[PR]
by harukko45 | 2011-03-15 04:55 | 日々のあれこれ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31