ジョン・レノン・スーパーライヴ2010の詳細(6)

詳細(5)からの続き。

 オノ・ヨーコさんを迎えて。

e0093608_292783.jpg ヨーコさんは、終演後のパーティで記念撮影の際に、私に「本当に今日はとっても綺麗に出来たから、私(わたくし)はすっごくうれしいわ。」と言ってくださった。実は私(わたし)も、この夜のヨーコさんとのセッションは予想以上にうまくいったと感じていたので、すぐにヨーコさんが声をかけてくれたことが心からうれしかった。

 我々はスタジオのリハーサルでは、1度だけしかヨーコさんと"Rising"を合わせていない。この時、ヨーコさんは体調があまり良くなく、長い時間やることは難しかった。で、もう1曲の候補として上がっていた"Walking On Thin Ice"は我々だけでチェックしておくことになった。ヨーコさん自身は昨年のショーン・レノン率いる新しいプラスティック・オノ・バンドとのワールド・ツアーで、両曲ともにやっているので、いつでもOKだったからだ。

 ただ、2曲やるか、どちらか1曲にするかは当日までわからなかった。ちなみに、"Walking On Thin Ice"のオリジナルは現在「Double Fantasy」に収録されていて、1980年代初期のニューヨーク・ニューウェイヴ色の濃いディスコ・チューン。だが、ジョンの死直後のヨーコさんの心情が書かれている歌詞は、心に重く、痛い。

 当日、ヨーコさんはやはり観衆の皆さんへ強いメッセージを送ることを選ばれた。

Listen to your heart,Respect your intuition.
Make your manifestation,There's no limitation.
Have courage,Have rage, we're all together.

Follow your heart,Use your intuition.
Make your manifestation,There's no confusion.
Have courage,Have rage, we're rising.

心の声に耳を傾けて 直観を尊重して
表明してください 制限なんかありません
勇気を持って 怒りを持って そして 私たちは皆一つです

心の命じるままに従って 直観を使って
表明してください 混乱なんかありません
勇気を持って 怒りをもって そして私たちは立ち上がるのです


 ヨーコさんは「8分間はやりたい」とおっしゃった。

 で、我々はEmとCのコードを繰り返しながら、その場の即興演奏のみでバッキングしていった。一度、大きくテンションが高まった後、今回は長い静かな部分が続いた。だが、そこの部分が綺麗だったように感じた。そして、やさしく自然に終わった。私は満足している。

詳細(7)
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by harukko45 | 2010-12-31 03:07

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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