ジョン・レノン・スーパーライヴ2010の詳細(4)

詳細(3)からの続き。

 LOVE PSYCHEDELICOを迎えて。

 東京スカパラダイスオーケストラの演奏("I Feel Fine"、"Starting Over")、声の出演での吉永小百合さんの朗読、箭内道彦プロジェクトの演奏("How?")が終わり、再び私たちはステージヘ。

 デリコのお二人は3年連続で、我々トリビュート・バンドと競演してくれている。で、いつも彼ら好みの南部風のアレンジでまとまっていく。やったのは"Stand By Me"と"Help!"。

e0093608_2131431.jpg ロックンロール・オールディズをカヴァーしたアルバムとして屈指の名盤と言える傑作「Rock'n' Roll」はサイコーすぎて、何も付け加えることはない。みんなで楽しく聴きましょう。そんでもって、いかにジョンが天才ボーカリストで、最高のロックンローラーかを知りましょう!ハイ、終わり。

 ところが、このアルバムが完成するまでにはさまざまな紆余曲折があったことを最近知り、その複雑怪奇な内情については、別冊カドカワ特別編集による「ジョン・レノン 夢の絆」の全アルバム解説にくわしいので、ぜひご覧になっていただきたい。
 とにかく私が言いたいのは、いろいろグチャグチャあったのにも関わらず、中味は素晴らしいということ。

 デリコのナオキくんは、セッションしながらのヘッド・アレンジで作り上げていくが、それでも結構細かくこだわって仕上げていく。だが今回は、割とラフな感じで、ジョンのバージョンにもあまりこだわらずにやることにした。「何気ないムードから、自然発生的にジャムが始まる風にしたい」ということだったからだ。
 おかげで本番では、そこまでの緊張感から解放されて、実にリラックスした気分になった。会場の方もスカパラの熱演で、ずいぶん温度が上がってきていたから、バッチリのタイミングだったと思う。

e0093608_2511253.jpg もう1曲の"Help!"は、2006年にNHKの番組テーマ曲として発表したバージョンを参考にした。だから、ビートルズの原曲からはずいぶんとアレンジされた仕上がりに。最終的にはナッシュビル風カントリーロック調になったが、ナオキくんのギターのキャラからして、ワイルドな感覚はちゃんと残りましたな。もちろん、クミちゃんのボーカルはカントリー・ニュアンスがいっぱいで良いのです。



 鈴木京香さんによる詞の朗読"Love"。

 そして、ゆずを迎えて。

e0093608_3202820.jpg ゆずは2年ぶりの登場。この時期、彼らは多忙であり、我々との競演は1曲に集中したいとのことだった。で、選ばれたのは"Don't Let Me Down"。ただし、キーはEからFに上がった。ゆずは声が高いのだ。

 前回の時は、1コーラスぐらいを二人だけで始めて、じょじょにバンドが加わるというアレンジをやっていたのだが、今回の曲ではオリジナル通りにやる方向でまとまった。
 我々にとっては慣れた形で出来るのでありがたいのだが、やはり、冒頭に「ゆず」らしい色が出た方がよいと思ったところ、当日までに何かアイデアを出してきますということだった。

 で、本番では北川くんが、亡き忌野清志郎さんを偲ぶように、清志郎さんが日本語作詞した"Imagine"の一部を歌う事になった。これに続けて"Don't Let Me Down"へ入ったわけである。なかなか、素敵な導入部になったが、当日のリハ前に突如として思いついたらしい。

 また、エンディングではエレピによる有名なソロがあって終わるのだが、岩沢くんがハーモニカを吹くことになり、もう1コーラス増やし、プラス北川くんと押葉くん、私でコーラスをつけた。これもかなりうまくいったのではないかと。
 この曲はかならず毎年登場するが、何度やっても飽きない。やはり名曲だからね。

 ただ、1曲で終わってしまったので、会場のゆずっこの皆さんから「エーッ!」の声が。私ももうちょっとやりたかったです。

詳細(5)
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by harukko45 | 2010-12-30 03:57 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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