クラブ・サーキット斬り!福岡編3/8(2)
2005年 04月 10日
“The Hotel Marginal”
BGMからの流れは大変良いが、テンポが気持ち早い。じょじょに落ち着きをみせつつサビに向かう。今回の男性コーラス陣は悪くありません。間奏のコーラスのバランスも前より良い。シンセがいいですねぇ、自分で言うのも何ですが。フムフム、これならどこかのリゾートホテルに訪れた気分になる
“Crystal City”
だからってわけじゃないが、このエレピの入りは完璧です。続くブラスのアンサンブルも素晴らしい、自分で言うのも何ですが。ギターソロ前の全員の盛り上げが気持ちいい。オッサンのソロはほんとに毎回違うねぇ。だから新鮮。もちろんキレの良さは変わらず。おおー、コーダのオッサンがまた泣かせてくれるなぁ。「くーっ、たまらん!」
“Simple Love”
ウエちゃんの「One, Two, せーの」ってカウントの声がはっきり聞こえるぞ。ノッテるの? MCは「ようこそいらっしゃいました。どうぞごゆっくり楽しんでいってください。」とちょっと大阪風? かなりイイねぇ。バランス悪くてもこれだけノレるなら文句ないよ。キャー!オッサン、またまた素敵!全員なかなか好調です。
“シルエット・ロマンス”
ゴトウさんのソプラノがちょっと出足ピッチ低めに入ったが、それがかえって悲しげに聞こえる。今回もピアノよろしいです。サビのゆったり感もバッチリです。このゴトウさんの間奏の哀愁いっぱいなことったら。ほー、なかなか良いテイクで、ほぼ満点です。
“愛は時を越えて”
多少、イントロで私とオッサンがバラけるが大した問題ではなく聴かせてるところがエライ!唄の良さを引き立てる感じの演奏に終始してて、とっても好感が持てますな。ゴトウさんのソロは幾分控えめ、その分タンバリンがやけに聞こえるぞ。エンディングも気持ちのいい出来。
“残響”
前の傑作バラード2曲の出来に比べるといまいちな仕上がり。ジュンコさんも歌詞が一瞬飛んでしまった。言い訳のようになるが、やればやるほどつかみどころがない感じがするのはなぜだろう。
“Say Love”
この日のこの曲は大阪に比べると少し地味めな感じがする。バランスのせいもあるが、今ひとつ盛り上がらずに終わってしまう。
“Safari Night”
ある意味安定感のある演奏で、建て直していく雰囲気。いつもの“Safari Night”に比べれば物足りない。ジュンコさんも歌いづらそうに聞こえる。この曲でのピアノのサウンドは抜けてこないなぁ。検討の余地あり。
“Paper Moon”
だからなのか、その反動のように爆発している。もう開き直ってやるって感じ(?)もうバランスもへったくりもない、気合いのみで突進するのだーぁ!
“星を探して”
うーん、今日は歌い出しのところでバラけるねぇ。ちょっと全体的に荒っぽい感じ。この曲に関しては良いテイクが多いので採点がきびしくもなるのだが。ジュンコさんはどうも歌いづらそう、モニターが気になるのか? だが、オッサンは相変わらずのマイペースで好調を維持しております。さっきよりシンセがでかいねぇ。ここはバランスがむずかしい?
アンコール“A Way”
少しさっきよりも前のめりな始まり、気持ちが入り過ぎか?これも全体に荒っぽいが、曲の個性としては逆にバンドっぽさがより強調されているとも言えるかも。バランスのせいもあるのだが、それにしてもエンディングのダンゴ状態は何と考える?MDを聴く限りではグチャグチャな気がする。
ということで、前半の5曲の出来が大変良かっただけに、後半の混乱が悔やまれる。