安倍なつみ/Summer Concert2010の詳細(2)

詳細(1)からの続き。

 メドレーにいく前に、「偉人たちのラブレター」って、アメリカの人気ドラマだった「セックス・アンド・ザ・シティ」でキャリーがビッグに読んでた架空の本が現実に販売されたものだったとは!ついさっき知りました。ドラマの方は、再放送も含めて3回まわしで見るほどハマってましたので、「あれが、こうなったの!」って感じでビックリしました。

m6.乙女メドレー(エレベーター二人ぼっち〜ちょっとずつね〜晴れ雨のちスキ〜私の恋人なのに)
 さて、このメドレー、演出家さんのアイデアにしたがって、順番にくっつけただけなんですが、やけにいい感じに流れていき、やっているとすごく気持ちよかったんです。逗子の時は初演ということもあり、"私の恋人..."の前にインスト部分を入れたりしてましたし、その"私の恋人..."のテンポが早過ぎちゃったりしてたんですが、大阪で4ステージこなしている間にしっかりまとまって、まさに素敵な乙女に仕上がりました。私はこのシンプルなメドレーが大好きです。

 選ばれた4曲のメロディがどれも愛らしく印象的で、時に幼いかんじもする歌詞がかえって効果的で思わずキュンとなってしまうのでした。こういう情感って、年を取ってもあまり変わらずに心に響くんだなぁ、と再認識しました。
 また、こういう世界観になっちの歌声はピッタリで、今後もずっとこの良さを持ち続けてほしいし、これらに続く新曲とも巡り会って欲しいなとも思います。
 個人的には生ピアノで演奏できた大阪の出来が気に入っていますが、どの会場でも好評だったとのことで、それが一番うれしいことであります。

 ちなみに、最初は5曲目として"夕暮れ作戦会議"が含まれていたのですが、リハを最初にやった段階ですでに4曲で十分と判断しました。"私の恋人なのに"がやっぱたまらなく良いので、どうしてもこれで完結にしたいと、私から強くお願いしました。また、それにより"夕暮れ..."は単独で渋谷の時に復活できたので、万事OKとなりました。

m7.オードリーの唄(Somewhere That's Green)(逗子/大阪)

 なっちが出演していたミュージカルの中で歌っていた曲をライブで披露するのは初めてだそうです。打ち合わせでは、ごく短くやる感じでしたが、「リトルショップ・オブ・ホラーズ」が終わった直後で思い入れも深かったのでしょう。今回はきちんとフルコーラスやることになりました。私もミュージカルの音源を参考にバックをつけましたが、なるほどワザと「直訳風」になっている日本語歌詞なので、普通の曲とは違い、譜割りも字数もムチャクチャで、タイミングがむずかしい。ただ、それが演出の意図だったとのことでした。
 なので、私はなっちの気配と言葉を聞き逃さないように、結構集中しておりました。

 とは言え、この曲の歌いだしで私の方を向いた時のなっちの顔は、完全にオードリーになり切っていて普段のなっちとは別人でした。もちろん、歌い回しも声質の普段の持ち曲とは違っていました。いやぁ、ちょっとドキドキしましたね。でも、さすがミュージカルもきっちり見ているファンの方々は拍手のタイミングも完璧でしたね。

m7.鳴り止まないタンバリン(東京のみ)

 2004年にリリース予定だったこの曲はその後幻のシングル曲となってしまったわけですが、2008年にベスト盤に収録。そして、今回「8/10にはどうしてもやりたい」とのなっちの強い意志で登場となったのでした。
 私のような新参者にはこの曲のことは全く知らなかったのですが、初めて聴いて驚きました。マジに今やるの?
 リズム・トラックはエレクトロ・ポップ風でも、バック全体はハードなギターやオケヒットが炸裂しまくった完全なオルタナ・ロックで、何より驚いたのがなっちのボーカルがフルスロットルでシャウトしているじゃないですか。

 また、振り付けられたダンスも激しいものだったので、ご本人はリハーサルでは相当大変そうでした。しかし、やはりこの曲をライブでビシっと決めたいという意志が強かったと言えるでしょう。最後はその強い気持ちが勝って、渋谷でのステージになりました。
 聴いていたファンの方にも、かなり衝撃の選曲だったのではないでしょうか。これは打ち込みを使う、このバンドでやるのが正解でした。
 しかしまぁ、この曲が正式にリリースされていたら、なっちのボーカリストとしての路線はどうのように変わっていたのでしょうか。
 ただ、今回やってみて、実にライブ映えのする曲であることはよくわかりましたし、激しいロックを歌うなっちも悪くないことを自ら実証したのではないでしょうか。

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by harukko45 | 2010-08-22 22:36 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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