ワールドカップ/ラウンド16後編

 日本とポルトガルが敗れたことで、私のワールドカップはほとんど終わりました。残念です。トーナメントに入ってからの前半2日間の勝ち予想は全部当たったのですが、後半2日間は3チーム外しのボロボロでした。
 今大会一番のサッカーを見せてくれていたチリもブラジルには歯が立たずで、ご贔屓チームはドイツのみになりました。

e0093608_1292595.gife0093608_1285669.gif オランダが意外に手こずっていたというのか、やはりスロバキアが頑張っていたと言うべきか。とにかく、オランダは現実思考のファン・マルバイク監督の元、勝利を優先し、「美しいサッカー」を否定するので、こういう試合になって、こういう風に勝つわけで。
 とりあえず、次のブラジル戦も頑張ってください。ファン・ペルシーだけは大好きです。もちろん、アーセナルでやっている時は。

e0093608_134919.gife0093608_1342657.gif ブラジルって、ものすごく強いんですね。こりゃ、参ったもんです。ドゥンガ監督もディフェンスをとても重視して、手堅いサッカーを指向しているのですが、それでも、攻撃陣のポテンシャルの高さは凄まじい。

 チリは今回の全チームの中で、最も素晴らしく魅力的なサッカーを披露してくれました。だから、このチームはひょっとしたら、ブラジルを倒すことの出来る可能性がある、と信じていたのですが、甘かったです。
 ただ、ほとんど玉砕のように砕け散ったチリでしたが、最後の最後まで果敢に攻撃し続け、自分達のサッカーを貫いたその姿勢は、とても印象に残りました。私はビエルサ監督のやり方にとても共感しています。
 日韓大会のアルゼンチンを率いていた時にはよく分からず、グループリーグで敗退したために彼のことを批判していましたが、全く的外れの見方だったことを知り、深く反省する次第です。
 私はこういうサッカーが好きだし、こういう戦い方、こういう考え方が好きです。

e0093608_1431921.gife0093608_1433432.gif 日本は2006年の屈辱を克服しましたが、2002年の壁を完全に乗り越えることは出来なかった。90分内の負けだったトルシエ時代に比べ、120分間引き分けにまで前進したのみでした。正直に、試合としては今大会で最も評価の落ちる凡戦でした。

 共に得点できるような雰囲気でなく、迫力ある攻防が見られたわけではない。ただただ、消耗しつづけるのみの試合でした。それを死闘に耐え抜いたとして感動する向きもあるでしょう。しかし、私はそれに相容れません。なぜなら、あのデンマーク戦での素晴らしい日本はこんなチームではなかった。やはり、日韓大会の時と同じで、グループリーグ突破で燃え尽きてしまったとしか言いようがないのです。

 私は今回のチームはよくやってくれたと思います。でも、「もっとやれたのでは?」という思いが再びよぎったのです。と同時に、今の彼らの力ではここまでが限度、それが現実なのではないでしょうか。

 この試合で、いわゆる「本田シフト」による4-1-4-1の布陣による弊害が出ました。確かにグループリーグでは成功し、大きな結果を出しましたが、この急造システムはやはり、急だったということ。パラグアイ戦を見ていて思ったのは、この膠着した事態から抜け出すような、何らかの手はないのか?、と考えても、明解に思い浮かばない。

 たぶん、岡田監督も攻撃に軸を移す事になかなか踏み切れなかったのでは。だから、中村憲投入による4-2-3-1の布陣への変更がずいぶん遅かった(後半36分)。彼が入って中盤がにわかに活性化して、ようやく得点のニオイが感じ始めたが、それは後半最初からでも良かった。そのぐらいの覚悟を見せて、見ている我々にも燃えるものを与えて欲しかったのだ。
 比べてみると、韓国は90分で負けたが、サッカーをして戦い抜いたし、もっともっと野心的で、勝利への意欲があったと思う。

 日本のマスコミ、ワイドショーなどで、「にわか」サッカーファン、サポーターもどきが言う「感動をありがとう」にはもううんざり。選手達は相当悔しがっているし、すでにこれから先を見据えての発言も聞かれた。ならば、支えるファンも見る目をもっと養っていかなくては。現に野球のファンはもっとうるさいはず。WBCのサポーターは、イチロー達がトーナメント初戦で敗退したら、きっと許さないでしょう?

e0093608_2133921.gife0093608_2132915.gif ともに「美しいサッカー」を代表していた強豪同士の戦いでしたが、今のチーム状態ではスペインが圧倒的に有利。ポルトガルは堅い守りから、少ないチャンスにかけるしか道はない。

 ポルトガルはここ数年で、華麗で魅力的な中盤の組み立てや崩しがじょじょに影を潜め、より保守的なサッカーになってきました。それにより、確実に上位に食い込むものの、どこかつまらない内容の試合が多くなってしまいました。これが、残念です。
 たぐいまれなる才能を持つスター、C・ロナウドも十分に生かされることがありません。彼がもっと大人になり周りを生かすようなことを覚えるか、はたまた、ロナウドを孤立させないようなパートナーの登場が待たれます。
 
 スペインはもっと本当はいいはず。2008年のユーロの時の素晴らしさにはまだ届いていない。それを、この後見せてくれるのかどうか。2008年のアラゴネス監督と現在のデル・ボスケ監督の微妙なセンスの違いが気になる。シルバとセスクが控えで出れないなんて!

 さて、7月2日以降のラウンド8ではドイツとスペイン、ブラジルの勝ち抜けを予想(希望?)、ウルグアイとガーナは、力はウルグアイが上だと思うが、アフリカ代表としてのガーナの躍動を期待して応援したい。それとマラドーナの神通力もそろそろか、と。
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by harukko45 | 2010-07-01 02:36 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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