いよいよ車が

 ずいぶん更新が滞っておりました。どうも、そういう気分にならなくて。仕事がずっと家で打ち込みばかりのせいでしょうな、たぶん。

 そんな中、我が愛車であるボルボ240君も今年で丸18年となり、いろんな意味でかなりアヤシい状態。で、民主党政権による予算が成立し、エコカー補助が延長になったわけで、ちょっと本腰入れて車の買い替えを検討せねば、チャンスを逃す。
 私のような職業では、車は完全に業務に欠かせない代物であり、仕事場への移動時間はとても重要なひと時なので、車選びはいろいろと難しい。まずは、楽器や器材を何台も積み込まなくてはならないし、それらを支えるしっかりした作りの車でなくてはならない。
 と同時に、車としての性能は良いに越した事はない。特に最近では燃費や排ガス等、効率性と環境的配慮は重要。
 そして、やはり車というものはそれなりに長くつきあうもので、その時間が長くなればなるほど愛着が沸いてくるもの。だからこそ、ただただ業務的な部分だけで選んでしまうのは寂しい。私だけでなく、車を自分の個室としてとらえている人も多いだろうし、現に私が最も音楽を聴いているのは車の中で間違いない。
 だからこそ、自分が一人になれる空間への思いは大きくなるし、決める時には「一目惚れ」みたいな直感的な出会いが大事だと思う。

 そういう点で、ステーション・ワゴンが人気で各社が競っていた頃(80年代後半から90年代初期)に購入した、ボルボ240を越えるような魅力を感じさせるものはずっとなく、先に述べた燃費効率はもとより、もろもろな機能・装備の点で圧倒的に時代遅れにもかかわらず、今日まで乗り続けてきたわけ。

 ちょっとだけ自慢すると、80年代後半、並行輸入車で赤の240(いや正確には赤に塗り直した)を購入。あの当時は「ボルボはガンメタでしょう」なんて時代だったから、赤はすごく珍しかった(この時の赤は日本の赤ではなく、実にヨーロッパ的な赤だった)し、なかなか誇らしかったですなぁ。正直、「レンガ」だとか「弁当箱」ってイメージだった無骨な車が、素晴らしくスタイリシュで、それでいて頑固なこだわりをちゃんと残した感じが良かったわけで。

 その後、すぐに赤いボルボはちょっとした流行りになって、音楽業界でもずいぶん見かけるようになった。そんな中でひねくれ者の私は紺の92年モデルに乗り換えて、現在に至るのであります。(93年に240は生産終了。)

 最近のボルボ車のファンには申し訳ないが、個人的には98年にフォードに身売りしてから、ボルボの魅力は格段に下がった。アメリカ・メーカーと組むと駄目になる、と皮肉る意見にもかなり同意したくなる。それは、クライスラーと組んで失敗したメルセデスにも言えるかも。
 また、日本では急速にステーションワゴンというものが失墜。現在、その分野で欧州車と対抗できているのはスバル・レガシーとホンダ・アコードのみか。日本人が車に求める指向とメーカーの対応は、ワゴンではなく、ミニバンなどのワンボックス系へ極度にシフトしてしまった。

 結局、240に代わるものとしては欧州車を中心に見て行くしかないと考えるわけ。そのボルボに関しては一応V50があがる。V70は現代においてはちょっと大きすぎるし、価格も高すぎる。
 メルセデスやBMW、アウディといったドイツ高級ブランドのワゴンはハナから外れてしまうが、それでもメルセデスのBクラスあたりの小型車が、意外に実効性が高いことを知った。
 つまり、ブランドある高級車メーカーであっても、魅力ある小型車を作らなくては(スーパーモバイル指向でなくては)未来はないという現状なのは確か。

 その中にあって同じドイツ車であっても、これまで全く興味がなかったフォルクスワーゲンがここ数年驚くべき進化をとげ、次々と良い車を作っていることも知った。ひょっとすると、日本車よりも上ではないだろうか。
 正直、彼らの作ったTSIエンジンは、しろうとが見てもかなり素晴らしく感じる。だが、そのコンセプトはシンプルでわかりやすい。排気量を抑えて、その分失うパワーを補う工夫をする。1.4リッターのエンジンにスーパーチャージャーとターボを組み合わせる発想と技術は、日本のメーカーでも簡単にやり遂げてしまいそうなのに、残念ながらなかった。すべて、ハイブリッドに傾斜したからか。
 私はVWの技術者達の仕事にいたく感心している。このエンジンはハイブリッドに負けていないし、全く新しい考え方による未来志向のガソリン・エンジンだと思う。

 というわけで、今一番の注目はVWのゴルフ・ヴァリアントTSIである。
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by harukko45 | 2010-03-23 19:39 | 日々のあれこれ

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