水越けいこ/Tour 2010の詳細(1)

 今年で3年目となった水越けいこさんの名古屋・関西ツアー。例年同様にギターの田口慎二君とスタッフとともに車で移動しながら、3カ所のライブハウスで演奏を行ってきました。
 今回は、私と田口君には比較的馴染みの曲が多く、そういう点ではいい意味での曲の熟れ具合が見て取れたし、それぞれの場での即興的な感覚もあって、毎回微妙に変化していくのも楽しかった。

 では、セットメニューに沿って。今回は、けいこさんの歴史をその当時の作品とともに辿って行く、といった内容で、ファンの皆さんのリクエストも組み込みながらの構成でありました。

 まずは、けいこさんのみでデビュー前によく歌っていたカヴァー曲"赤い花白い花(赤い鳥)"とフォークデュオ「姫だるま」時代のオリジナル曲"流れるままに"を弾き語りで。

 そして、私と田口君登場。このコーナーは4曲続きで、けいこさんがデビュー前のOL時代での経験や思い出をテーマにした曲が並びました。だからといって、曲がリリースされた時間軸とは違います。あくまでけいこさんの当時の思いが反映された作品ということ。

 m3.エアーメイル
 何と言っても「ベイルート」に尽きるわけですが、けいこさん特有の切なくも悲しいストーリーが展開するのでした。
 オリジナルにある長いイントロは、ちょうど弾き語りからバンド・メンバーが加わる変化にピッタリだと思ったので、そのまま二人で再現してみました。
 ベイルートから届いた「あの人からのエアーメイル」という詞の内容は、今では考えもつかないシチュエーションでロマンがあるなぁ。それぞれの言葉が示すイメージが、70年代終わりから80年代へ入っていく時代のムードを感じさせるのも良いです。

 m4.いちばんシンプルなLOVE SONG
 一転してポップで明るい8ビート・チューンで、会場の皆さんも手拍子でした。バックは二人だけですが、音圧とグルーヴが物足りない感じにならないように頑張ってみました。

 m5.8月の空
 この曲は、ずいぶん前にやったみたいですが、その時はどのように演奏していたのかは忘れてしまいました。とにかく、ブリテッィシュ・ポップ風の仕上がりを目指しました。オリジナルは極めてシンプルなリズム・パターンのアレンジですが、今回はピアノをベースにしたので、左手の動きを加えたり、Bメロでのグルーヴ感をハーフにしてみたり変化をつけました。
 個人的にはなかなか楽しい演奏でしたし、前曲からの流れも良かったと思います。

 m6.いつだってボーイフレンド
 けいこさんには、この曲のようなオールディズ風の3連バラードの佳曲が多いです。これもいわゆる王道な展開の曲ですが、それでも何かしらキュンとさせる要素があるのが魅力。今回のようにシンプルにやるとより曲の良さが引き立つとも思いました。

 mcの後、TBSの「8時の空」出演時の思い出から、その当時に大ヒットとなった曲を始め、このコーナーではシングル曲としてリリースされた作品を3曲続けました。

 m7.ほほにキスして
 おなじみの曲で、曲中の手拍子具合も完璧にこなすファンの皆さんに助けられました。文句なく盛り上がるのでした。

 m8.Touch Me In The Memory
 けいこさん曲の中でも一番ポップ感覚にあふれた代表曲の一つでしょう。確かに親しみやすいメロディと、サビの頭が英語でキャッチコピー風なのでポップなムードを強調するのですが、詞の切なさやほろ苦い感覚はなかなか大人です。だから、演奏次第では短い時間でもかなり「影」の部分も見えてくる楽しさがあります。

 m9.哀しみが終わらない
 フュージョン風のリズム・アレンジが懐かしいし、シンプルなセッションによるスタジオ・テイクも印象的でした。ただ、二人だけでライブでやるのはなかなか難しいです。でも、かなりいい感じになったと思います。

 大阪ではこの曲に代わって、"飛べるかもしれない"をやりました。
 "飛べるかも..."はけいこさんのメロディ・センスの良さを示す名曲でしょう。力強く前向きなサビが印象的で実に気持ちいい。演奏していても、自然に導かれるような感覚になるのは曲の力がそうさせるのでした。
 この曲はもう少しいろいろトライしてみたい気にさせるのでした。今後もちょくちょくレパートリーに復活させてほしいですなぁ。

 長くなったので、続く...
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by harukko45 | 2010-02-23 20:44 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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