バンクーバー・オリンピック5&6日目

 何と言っても、ショーン・ホワイト!全ての人に言いたい、「君は、ショーン・ホワイトを見たか!」と。
 スノーボード・ハーフパイプはやはり予想通りアメリカの「超」王者、ショーン・ホワイトがトリノに続いて2連覇達成。トリノの時も、他の選手とのレベルの違いを見せつけたが、4年後に至っても全く変わらず、いや更なる進化を極めて、とんでもない別次元のパフォーマンスを見せた。
 いやはや、ただただ感動です。こんな凄い瞬間はなかなかありません。

 で、トリノ同様に1本目を滑った段階で金メダルを決めてしまったわけですが、もうすでに決まっていても2回目を流すわけでなく、よりアグレッシヴなパフォーマンスをやり遂げてしまうのだから、全く持って素晴らしい。大絶賛です。これぞ、プロ中のプロ、真の王者と言えるのでした。
 正直、彼だけがあまりにもダントツなので、2位以下はかなりかすんでしまいます。もはや芸術の域にあるショーンはバンクーバー・オリンピック前半最大のハイライトを作り出したのでした。

 日本勢は、前回のあまりにもみっともない惨敗に比べれば健闘しました。国母選手の1回目、最後の着地が成功していれば、かなりの高得点が期待でき、Xゲーム3位の実力の片鱗をみせてくれたが、最終結果の差は大きかった。
 しかしとにかく、ショーン・ホワイト。勝負といった人間界のレベルはとっく越えてました。今後この競技は急速により発展していくでしょうが、彼の名は必ずやその歴史で燦然と輝き、ずっと語り継がれて行くことでしょう。

 それから、フィギュア男子・ショートプログラム。最終的には大方の予想通り、ロシアのプルシェンコが優勝するでしょうが、日本勢は3人とも調整が順調で、メダルへの可能性はかなり高いと思うので、フリーを大いに期待したいと思います。
 なのですが、私個人としては昨日のSPで最も印象的で感動したのは、スイスのステファン・ランビエールだった。トリノの銀を始め、世界選手権も2連覇した実力者だが、その演技の方向性は現役のほとんどの選手達とは全く違う。それは、加点方式の審査に対応するようなノーミスを目指すやり方ではなく、あくまで「観客を楽しませること」を第一にしている。

 昨日の演技でも、前半のジャンプではミスもあったし、苦手のトリプル・アクセルは入っていない。にもかかわらず、美しいステップとスピンで、後半一気に会場中を虜にしてしまったのだ。何より、音楽と一体となった表現力の素晴らしさ。ロッシーニのウィリアム・テルはあまりにも有名だが、それをあらためて「あぁ、なんて良い曲だ」と思わせた彼の演技を讃えたい。彼自身の言葉通り、「芸術面では僕に勝る選手はいない」を堂々と示したのだった。

 だから、明日のフリーでもランビエールが実に楽しみだ。正直、彼はスポーツ的なピークを過ぎ、大きなケガも抱えながらの戦いだが、ある意味勝負という次元を越えた何か、を見せてくれるのではないかと思う。

 さて、スピードスケートは男子1000mで登場したアメリカのシャニー・デイビスが貫禄の滑りで優勝。その滑りはトリノ優勝時から全く衰えずで、2連覇達成、お見事。4年前の時よりも、余裕を感じるような強さだった。それに、彼の雰囲気に風格みたいなものが見えます。

 もう一つ、大事な大事なカーリング女子。チーム青森は4年前のレベルからずいぶん成長して、メダル候補にも上げられるわけですが、2戦を終わって1勝1敗。正直、少々不安を抱かせるような試合ぶりでヒヤヒヤです。
 アメリカ戦では相手のミスに助けられての勝利であり、今日のカナダ戦は最後のツメが甘く、勝てた試合をみすみす逃した。まぁ、カナダは強国ですから仕方がない部分もありますが、この2試合共に最終盤の勝負どころでのキメがいま一つ。
 連戦できびしい予選ですが、是非とも調子を上げて行ってほしいものです。2年前の世界選手権での興奮をもう一度です。
 とは言え、やっぱ面白いです、カーリング。
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by harukko45 | 2010-02-18 19:32 | スポーツ

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