タケカワユキヒデ/江東区文化センター

 昨夜はタケカワユキヒデさんのコンサートがあり、先週に引き続きバックをつとめさせてもらいました。メニューはほぼ安城市でのものと同じ、バンド・メンバーも土屋さんのギター、財津くんのベースに私という形であります。

 m1.ガンダーラ m2.モンキー・マジック m3.Winter Green & Summer Blue m4.Through The Looking Glass m5.恋のバカンス m6.Yesterday m7.All My Loving m8.Roll Over Beethoven m9.She Loves You m10.時の流れに身をまかせ m11.相信自己 m12.Tree Of Life m13.ビューティフル・ネーム m14.銀河鉄道999 en.A Big Rock'n Roll Star

 90分超の内容ですが、大げさなイントロダクションなどなしで、「じゃ、ガンダーラから」って感じで始まるのはいつものタケさん流です。今回、財津くんが加わってくれていろんな点で余裕が生まれました。それが、m1,2のようなおなじみ曲で特に感じられましたね。

 m3はタケさんが映画「夜叉」のために書いた主題歌で、アメリカの名ジャズ・シンガー、ナンシー・ウィルソンのために作ったもの。その後、森山良子さんも取り上げた隠れた名曲でありましょう。曲調はナンシー・ウィルソンを意識してスタンダード曲風に書いたとのことですが、とにかく全体を包み込むような広々としたムードがあり、それが何とも言えない寂寥感をも感じさせるのでした。
 タケさんバージョンでは、彼自身の打ち込みによるオーケストレーションにおいしい部分が多々あるので、印象的な部分を出来るだけ再現しようと試みました。なかなかやりがいがあって楽しかったです。

 m4はアグネス・チャンに書いた曲ですが、サイケ・ビートルズ風の曲調が実に面白い。新たに間奏として加えた土屋さんのソロがフレーズ、音色もピタっとはまりまくってて最高でした。

 m5は前にもやったことがありましたが、その時は比較的オリジナルに近いアプローチをしてました。でも、ちょっと古すぎる感じだったので、今回はタケさんのアレンジで、ちょっとパンク風とも言えるアグレッシブな雰囲気でトライしました。リハの時はなかなかノリがつかめなかったのですが、最終的にはかなり良くなったと思いました。個人的にはちょっとだけ宮川泰さん風をどこかに残したかったので、間奏のピアノで先生の豪腕な感じを意識してみました。

 m6から4曲はタケさんのライフワークであるビートルズ集から。実を言うと、ゴダイゴの曲以上にこだわりを見せるのがビートルズ物なので、ここでもギターの土屋さんが大活躍であります。
 それと、"She Loves You"では、タケカワ家の三女であるモトイちゃんが参加し、ツイン・ボーカルでのパフォーマンスとなりました。

 で、彼女の堪能な中国語を生かしての2曲。m10は言わずと知れたテレサ・テンの代表曲で、日本だけでなく中国圏の諸国でも超有名曲。もちろん良い曲ですが、やってみると意外と難しいのでした。あんまりこちらで意識的にメリハリつけないでやる方がいいのかもしれない、などと今頃感じております。次回はもっとうまく出来るように工夫してみたい。
 m11はモトイちゃんのオリジナルですが、ポップなメロディと過激な転調(通称:モトイ転調)がミソ。ここでも彼女は中国語と英語を使い分けてのボーカルであります。

 そして、今回のメニューで初披露となった新曲がm12の"Tree Of Life"。これはタケさんとモトイちゃんとの共作で、骨髄バンク・キャンペーン曲として作られたもの。そのテーマに添うように、優しさとともに大きな広がりもある内容なので、3人だけの演奏ではなかなか表現しきれないところもあるのですが、何とかまとめられたかなと思います。
 雄大なバラードだけど、その世界に深沈しすぎずに前向きに進むイメージが大事だと感じました。ただ、私がちょっとムキになりすぎてた部分があったかもしれません。

 さて、m13からは再びいつものタケさんのムード。おなじみのオリジナルは何度やっても楽しかったです。"ビューティフル・ネーム"はわかっちゃいるけど、ついつい盛り上がるし、"999"では江東少年少女合唱団の皆さんを迎えて、いつも以上ににぎやかに。
 そして、アンコールの"A Big Rock'n Roll Star"は、やはりベースが加わってくれたことで、スケールが増してすごく良くなったと思いました。

 今月は、久々にタケさんの音楽を3公演堪能できて、実に面白かったです。次回はまだわかりませんが、早い再会を楽しみしたいと思います。
 昨夜会場におこしいただいた皆さんには、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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by harukko45 | 2009-10-22 15:17 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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