羽田空港ハブ化大賛成

 前原国交相が発言するたびに、マスコミが大騒ぎし「各所で不快感と波紋が広がっている」と報道するのがこのところの流れのようだが、政権交代して1ヶ月経ったというのに、いつまでたっても昔ながらの報道手法には呆れてしまう。
 一昨日昨日の前原大臣の「羽田空港ハブ化」方針の表明は、これまでも識者の間で何度も語られ、ここ最近の羽田の拡張工事はまさにその方向に現実として動いている証拠にもかかわらず、成田の反発を気にして、官僚や自民党がずっと黙ってきただけのことを、明快にすぱっと言ってのけたのだ。こういう変化が「政権交代」の一面として我々には新鮮ではないか。

 森田千葉県知事は「頭にきて眠れなかった。冗談じゃない。」と激高し、なかば恫喝のような会見だったが、まさに元俳優のダイコンぶりを露呈するかのカッコ悪さで、思わず笑ってしまった。だいたい、一連のダム問題でもそうだが、関係する地方のお決まりのコメントが「事前に相談してほしい」だが、事前に相談してたら何も決められずにずるずると先延ばしになるのはわかっている。そうやって、中を取り持って適当な妥協案で中途半端な解決を計ってきたのがこれまでの政治。だが、そのことで地元の体裁を保っても、そのかわりに大多数の国民・利用者は無視されてきた。

 施設拡張がままならず、夜間利用も出来ない成田だけでは、これ以上の国際便乗り入れの増大など出来る訳もなく、国内便や都心へのアクセスの良さを考えれば、誰だって羽田の強化の方針は最も合理的で正しいと思っているのではないか。
 今のような分業化ではなく、羽田・成田の併用化が現実的であることは、たぶん、森田知事だって実は理解しているはず。だが結局、地元利権を最優先する立場上、一応不快感を示さざるを得なかったと少しは同情しよう。
 そもそも、かつての政治家・官僚の愚かな政策によって、バカげた問題を抱えている地方自治体はたくさんある。だからこそこの際、せっかく前原大臣がクリアに国の方針を明らかにしたのだから、真の国益と地方の関わりについて、これまでのような「地元に利権を」的発想ではない考え方に変わってほしいのだ。もちろん、その代価としての明確で大胆な「地方分権」が必要ではあろう。

 まぁ、とにかく。日本の海外旅行者にも評判が高い韓国の仁川空港は行った事がないのでわからないが、同じように日本のライバルとしてあげられるシンガポールのチャンギ空港の居心地の良さを知る一人としては、今の成田が実に見劣りするのは明白。これが、海外からの観光客・ビジネスマンならより強く感じるだろう。
 もっと悲惨な関西にある関空、伊丹、神戸の三すくみ状態は、まさに行政の歴史的愚行と言っていい。それ以外にも、狭い国土に90以上もの空港があるということ、こんなバカな現実こそ世界の笑い者だ。
 
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by harukko45 | 2009-10-14 15:37 | 日々のあれこれ

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