
おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
by harukko45
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安倍なつみ夏ツアー2009を振り返る(2)
セットメニューにそって振り返ってみます。
m1.微風〜m2.甘すぎた果実
オープニングの2曲に関しては、前回に書いた通りで、プロデューサーが今回のツアーをイメージする際に最初に浮かんだ絵がステラシアターでのストリング・カルテットを加えた演奏だったわけです。
ですから、それを想定したアレンジを最初からしてあり、ファイナル以外では私がキーボードでそれっぽい動きをしていました。なので、大きなアレンジ上の変更はないのですが、実際に生のストリングスでやるとやはりその魅力には抗し難いものがありましたし、その効果は実に素晴らしかった。もちろんショコラの皆さんの卓越した技術と感性の良さがあってのことです。
ただ、この後の2曲に関してもそうですが、ずっと一人でやっていたツルさんが、それまでのアプローチを、ファイナルではどうしても変えなくてはならなかったのが、彼に申し訳なかったことです。出来る限りツルさんがそれまでの演奏でやっていたことをベースに書きましたが、それでも4人でアンサンブルしてもらう都合上、ところどころ変更したからです。
もちろんさすがツルさんで、難なく弾いてくれ、ほんと感謝しています。
このオープニング2曲は3人でやっていた時から、好きですね。毎回、ある種の凛としたムードになっていい緊張感が生まれていたし、演出的な意外性もあって新鮮でした。
m3.ちょっとずつね〜m4.スイートホリック
個人的にはストリングス・アレンジとしての出来を気に入っているのが、こちらの2曲です。m3は通常のツアーではツルさんにアコーディオンで、ボーカルのハモ・パートを弾いてもらったりしており、このパターンも大好きだったのですが、ファイナルでは「弦カル」としての絵にこだわったので、アレンジ的には随所に変更があり、私もピアノでツルさんがやっていた部分を担当しました。
m4は、打ち込みビートが最初に登場する曲ですが、元々オシャレで洗練された曲なので、CDで聞かれるようなパキパキな打ち込みではなく、素朴なリズムボックスのようなイメージでシンプルなものにした方が合っていると思いました。そこに、アコギとヴァイオリンとピアノそれぞれでアメリカ南部風のアプローチを取り入れながら毎回楽しんでました。
で、横浜関内ホールの夜の演奏でのツルさんのフレージング(これは毎回自由に即興だった)がご機嫌だったので、私はこれをコピーして、そこにハーモニーを加えて4声にした。弾いていたご本人は「やけに弾きづらいフレーズだな」とある部分を指摘してましたが、「これって、横浜でのツルさんのコピーだよ」と言ったら、「ほんとに?」と驚いていました。
3人だけの時はアーシーな南部風が強かったけど、弦カルになるとカリブ海にあるマルチニーク島の音楽、昔けっこう好きだったマラヴォワみたいなムードになったかも。
m5.森へ帰ろう〜m6.やんなっちゃう〜m7.小説の中の二人
東京とファイナルではここでウッド・ベースを持って六川さん登場。東京1回目ではさすがのベテランもかなり緊張してましたっけ。1曲終わるたびに、私に向かって「OK?大丈夫?」って確認していました。もちろん、バッチリOKでしたよ。
m6は、Bメロからサビでのベース・ラインが良くて、この曲のグルーヴを作る肝になっているのですが、シンベによる打ち込みをウッドで再現するのはなかなか大変なのです。リハではかなり苦労していましたが、本番ではきっちり仕上げてきてくれました。感動した私は東京1回目終了後に彼を大絶賛しました。
それと、m5ではマンドリン、m7ではヴァイオリンとツルさんは大活躍でしたね。前半でサウンドの色彩はツルさんが担ってくれ、うまく変化をつけてくれていました。徳武さんはこのあたりまで目立たない感じですが、バッキングでのセンスにも注目してもらいたいです。本当にうまい人は控えめながら随所に光るプレイをしてくれているのです。
m8.息を重ねましょう〜インスト
m8のリズム・トラックは、CDよりもダブっぽいイメージや、一時はやったダンスホール・レゲエ風の感じを意識して作り、かなり気に入っていましたが、2月にやった4リズムによるツアーでのドラムスのフィルで強烈に始まるやり方も好きだったので、東京ではどうするか迷いました。が、演出上、生リズムはm9でドカーンと登場させ、それまで楽器も客席から見えないようにしたいということでした。確かになっちが着替えで引っ込むので、m9によりインパクトを持たせることで、はっきりメリハリがついて正解だったと思います。
着替え中のインストは、今回は私が書きましたが、このツアーが始まる前に私がイメージしていた完全なアコースティック・サウンドの一辺をやってみた感じです。とは言え、いかんせん場つなぎ的になって会場の雰囲気も落ち着かなくなりました。とりあえず「これで静かな前半は終了です」というインターミッションとしての効果は十分のようでした。ここでは、トクさん、ツルさんの名手二人をうまく生かせたと思っています。
でもって、待ちかねたようにm9からは会場側が盛り上がるのでした。
長くなったので、続くっと。
m1.微風〜m2.甘すぎた果実
オープニングの2曲に関しては、前回に書いた通りで、プロデューサーが今回のツアーをイメージする際に最初に浮かんだ絵がステラシアターでのストリング・カルテットを加えた演奏だったわけです。
ですから、それを想定したアレンジを最初からしてあり、ファイナル以外では私がキーボードでそれっぽい動きをしていました。なので、大きなアレンジ上の変更はないのですが、実際に生のストリングスでやるとやはりその魅力には抗し難いものがありましたし、その効果は実に素晴らしかった。もちろんショコラの皆さんの卓越した技術と感性の良さがあってのことです。
ただ、この後の2曲に関してもそうですが、ずっと一人でやっていたツルさんが、それまでのアプローチを、ファイナルではどうしても変えなくてはならなかったのが、彼に申し訳なかったことです。出来る限りツルさんがそれまでの演奏でやっていたことをベースに書きましたが、それでも4人でアンサンブルしてもらう都合上、ところどころ変更したからです。
もちろんさすがツルさんで、難なく弾いてくれ、ほんと感謝しています。
このオープニング2曲は3人でやっていた時から、好きですね。毎回、ある種の凛としたムードになっていい緊張感が生まれていたし、演出的な意外性もあって新鮮でした。
m3.ちょっとずつね〜m4.スイートホリック
個人的にはストリングス・アレンジとしての出来を気に入っているのが、こちらの2曲です。m3は通常のツアーではツルさんにアコーディオンで、ボーカルのハモ・パートを弾いてもらったりしており、このパターンも大好きだったのですが、ファイナルでは「弦カル」としての絵にこだわったので、アレンジ的には随所に変更があり、私もピアノでツルさんがやっていた部分を担当しました。
m4は、打ち込みビートが最初に登場する曲ですが、元々オシャレで洗練された曲なので、CDで聞かれるようなパキパキな打ち込みではなく、素朴なリズムボックスのようなイメージでシンプルなものにした方が合っていると思いました。そこに、アコギとヴァイオリンとピアノそれぞれでアメリカ南部風のアプローチを取り入れながら毎回楽しんでました。
で、横浜関内ホールの夜の演奏でのツルさんのフレージング(これは毎回自由に即興だった)がご機嫌だったので、私はこれをコピーして、そこにハーモニーを加えて4声にした。弾いていたご本人は「やけに弾きづらいフレーズだな」とある部分を指摘してましたが、「これって、横浜でのツルさんのコピーだよ」と言ったら、「ほんとに?」と驚いていました。
3人だけの時はアーシーな南部風が強かったけど、弦カルになるとカリブ海にあるマルチニーク島の音楽、昔けっこう好きだったマラヴォワみたいなムードになったかも。
m5.森へ帰ろう〜m6.やんなっちゃう〜m7.小説の中の二人
東京とファイナルではここでウッド・ベースを持って六川さん登場。東京1回目ではさすがのベテランもかなり緊張してましたっけ。1曲終わるたびに、私に向かって「OK?大丈夫?」って確認していました。もちろん、バッチリOKでしたよ。
m6は、Bメロからサビでのベース・ラインが良くて、この曲のグルーヴを作る肝になっているのですが、シンベによる打ち込みをウッドで再現するのはなかなか大変なのです。リハではかなり苦労していましたが、本番ではきっちり仕上げてきてくれました。感動した私は東京1回目終了後に彼を大絶賛しました。
それと、m5ではマンドリン、m7ではヴァイオリンとツルさんは大活躍でしたね。前半でサウンドの色彩はツルさんが担ってくれ、うまく変化をつけてくれていました。徳武さんはこのあたりまで目立たない感じですが、バッキングでのセンスにも注目してもらいたいです。本当にうまい人は控えめながら随所に光るプレイをしてくれているのです。
m8.息を重ねましょう〜インスト
m8のリズム・トラックは、CDよりもダブっぽいイメージや、一時はやったダンスホール・レゲエ風の感じを意識して作り、かなり気に入っていましたが、2月にやった4リズムによるツアーでのドラムスのフィルで強烈に始まるやり方も好きだったので、東京ではどうするか迷いました。が、演出上、生リズムはm9でドカーンと登場させ、それまで楽器も客席から見えないようにしたいということでした。確かになっちが着替えで引っ込むので、m9によりインパクトを持たせることで、はっきりメリハリがついて正解だったと思います。
着替え中のインストは、今回は私が書きましたが、このツアーが始まる前に私がイメージしていた完全なアコースティック・サウンドの一辺をやってみた感じです。とは言え、いかんせん場つなぎ的になって会場の雰囲気も落ち着かなくなりました。とりあえず「これで静かな前半は終了です」というインターミッションとしての効果は十分のようでした。ここでは、トクさん、ツルさんの名手二人をうまく生かせたと思っています。
でもって、待ちかねたようにm9からは会場側が盛り上がるのでした。
長くなったので、続くっと。
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