安倍なつみ/水俣未来コンサート

 先月末から安倍なつみさんのツアー用のリハーサルが続いていたのだが、その合間をぬってというか、5月30,31日に九州熊本の水俣にて、あるイベントに参加した。これは、かぐや姫/風で有名な伊勢正三さんがプロデュースしたコンサートで、伊勢さんとともに、尾崎亜美さん、山本潤子さんというそうそうたるメンバーにまじって、安倍なつみさんがオープニングアクトをつとめたのでありました。

 正直、ツアーのリハ中にいきなり野外ライブということで、当初はとまどいもあったものの、実際にはコンサートツアーの初日前に、短い時間ではあっても、新しいレパートリーとアレンジで本番が出来たことは我々にとっては良かったように思う。
 やはり、今やっていることへの自信みたいなものが、少しつかめたことが何より大きかったかな。
 とにかく、全体としてはトラブルなく、いい流れでオープニングをこなせたと思う。
一応、セットリストをご紹介。
 m1.くちびるで止めて 2.息を重ねましょう 3.踊り子(地元水俣出身の村下孝蔵さんの曲) 4.大人へのエレベーター 5.微風
 でありました。

 我々の30分のステージの後、伊勢正三さん、尾崎亜美さん、山本潤子さんの豪華なコラボによるステージとなった。
 やはり、伊勢さん、亜美さん、潤子さんのソロとコラボによるパフォーマンスは本当に素晴らしく、その音楽性の高さには改めて感動させられたし、大いに刺激を受けたのでした。まさに、名曲オンパレードと名歌唱の数々に酔いしれた。
 また、バッキングに加わっていたサポート・ミュージシャンの方々も素晴らしい人たちばかりで、ベースの小原礼さん、ギターの井川恭一さん、キーボードには細井豊さんと強者がそろい、我らがなっちバンドもギターに徳武さん、バイオリンに都留さんですから、相当レベルの高い布陣であったことは間違いありませんな。

 特に私は個人的な観点から、同業者であるキーボードの細井さんのプレイぶりに大いに感動させらたし、すっかり大ファンになってしまった。彼はセンチメンタル・シティ・ロマンスのメンバーとしても有名な方だけど、このようなサポートの仕事での演奏も本当に凄いです。
 一言でいって「マジシャンのような人」とも言えるが、何しろたった一人で多彩なキーボード・サウンドを使い、それを絶妙で完璧なバランスでコントロールしきっていたのだった。そのために、彼の足下にはボリュームペダルが6つ(7つも場合もあるとか)並び、それを右足だけで操作。ピアノ系のサスティーン・ペダルは左足で踏んでいるのだった!おまけに、ドラムマシーンのオンオフも曲中で行いながら、コーラスもやるし、曲によってはアコーディオンやハーモニカ、そしてサックスまで演奏するというから畏れ入った。
 そして、何より感心するのは、一つとして意味のない音がなかったこと。いろんなことをやっていても、曲自体をしっかり把握して、共感しているのが感じられたし、だからこそ、彼の演奏を見ているのが実に楽しかったのだった。
 
 いやぁ、まだまだ勉強になることは多い。細井さんのようなプレイはとてもじゃないができないが、彼の音楽への真摯な態度と熱意ある取り組みには見習わなくてはならないことばかりだった。素晴らしい刺激いただいたと感謝しているのでした。

 さて、そんな充実した九州の旅を終え、安倍さんのリハも残すところ一日のみ。今週末の初日に向けて気持ちをどんどん高めていきたいと思います。

 
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by harukko45 | 2009-06-02 02:23 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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