2012年 02月 01日
2012年も早2月。だが、先月はけっこういろいろと話題が多かったように感じる。それは、個人的にひっかかることが、という意味だけど。
そのナンバー1はオンラインストレージのmegauploadが米司法省とFBIによって捜査され、関係者の逮捕とサイトが閉鎖された件。
正直、逮捕されたCEOのキム・ドットコムなる人物には、何ら同情を感じることはないのだが、この問題自体の意味は、単なる「海賊行為」云々ということだけでは片付かないと強く感じている。その理由の一つとして、megauploadを援護する側には、多くの有名アーティストが名を連ねていて、昨年末にはYouTubeに「I Love Megaupload」というビデオをアップしていたからだ。「Megaupload が広告をめぐりレコード会社と粉争中、CEO は有名音楽プロデューサーと判明」
かなりザックリ解釈すれば、要は「カネ」の話以外の何ものでもない。それは、著作権から発生する印税の取り分を不服として、アメリカでは多くのアーティスト達が所属していたメジャー・レコード会社から離れるという事態となり、その「解」として、オンラインストレージを介した新しい配信システムの構築を支持しているのだった。「MEGAUPLOAD閉鎖は海賊行為の抑止に効果なし? コンテンツ配信にマイナスの影響も (2/2)」
そして、それはもちろん、「かつての」供給元であった大手レコード会社からの大きな反発を招いている。
これは、いわゆる「ネット規制法案」として大問題となっていたSOPA/PIPAの是非論争が根底にあって、昨年末には賛同派が有利な情勢に見られていたのが、今年に入って逆転。ホワイトハウスが不支持表明するにいたって、事実上の棚上げになったばかりで、この仇をmegauploadで獲ったのでは、との話まであった。「なぜ今Megaupload摘発なのか?」
これまで「シリコンバレー」対「ハリウッド」と表されてきた違法ダウンロード問題は、「ネット」対「マスメディア」とも言えるし、ここに来て「一部アーティスト達」と「音楽、映像、出版に関連する権利者利益団体」との戦いの様相も見えてきた。
とは言え、アーティストの中には「会社や利益団体に守られている」という意識が強い人たちも多いだろうから、簡単にはひとまとめには出来ない。が、先のビデオに参加している人たちが主にヒップホップ系アーバン系ということから、「新世代」対「旧世代」という世代間抗争の図式は確実にあるだろうとも思うのだった。
さて、私はどう思うか。先にも書いたが、Megauploadそのものについては、さして興味はないが、これらの「原則フリー」による共有という概念は、大革命をもたらすと確信している。パソコンが生まれ、ネットが生まれ、そして、フリーとなる。これからは、基本的に「フリー」。
だが、こういうユートピア的な発想だけではダメで、各場面で数々の戦いが繰り広げられることは必至だと思う。そのたびに、我々は決断を迫られることになる。
プリンスが「これからはライブで稼ぐ時代だ」と発言しているらしいが、基本的に大賛成だ。結局、ミュージシャンは演奏することに帰るのみ。
ボブ・ディランのかつての発言「もうがらくたみたいな音楽しか無いのだからネット配信なんて全て金取らず無料でやるべきだ!」は、今を暗示していた。
違法ダウンロードへの取り締まり強化は、アメリカだけはなく、フランスの「ストライク法」もそうだし、日本でも自民・公明が規制法案の提出を発表しているし、JASRACらが強く支持している。
だが、これらの動きに反動するのがスイスで、これは驚愕だった。昨年12月にスイス政府が出した決断「私的使用であれば非正規ダウンロードも合法」には賛否両論だろうが、私にとっては画期的に思える。「スイス政府の決断、非正規ダウンロードでも合法」
ということで、スイス政府の報告書での結論をここに掲載して、今の時点ではちゃんとまとまっていない私の見解も、これに近いとしたい。
「これまで記録メディアに新たな技術が誕生する度、都度『不正使用』されてきた。これは進歩に対して支払う対価なのである。新技術をアドバンテージとして活かせる人が勝者となり、この進歩に取り残されて旧来のビジネスモデルに従い続ける人は敗者となる」
SOPA/PIPA法案のもろもろについては「著作権者団体とWeb 2.0的IT企業の対立
なぜWikipediaは停止するのか――SOPA抗議活動をひもとく」
そのナンバー1はオンラインストレージのmegauploadが米司法省とFBIによって捜査され、関係者の逮捕とサイトが閉鎖された件。
正直、逮捕されたCEOのキム・ドットコムなる人物には、何ら同情を感じることはないのだが、この問題自体の意味は、単なる「海賊行為」云々ということだけでは片付かないと強く感じている。その理由の一つとして、megauploadを援護する側には、多くの有名アーティストが名を連ねていて、昨年末にはYouTubeに「I Love Megaupload」というビデオをアップしていたからだ。「Megaupload が広告をめぐりレコード会社と粉争中、CEO は有名音楽プロデューサーと判明」
かなりザックリ解釈すれば、要は「カネ」の話以外の何ものでもない。それは、著作権から発生する印税の取り分を不服として、アメリカでは多くのアーティスト達が所属していたメジャー・レコード会社から離れるという事態となり、その「解」として、オンラインストレージを介した新しい配信システムの構築を支持しているのだった。「MEGAUPLOAD閉鎖は海賊行為の抑止に効果なし? コンテンツ配信にマイナスの影響も (2/2)」
そして、それはもちろん、「かつての」供給元であった大手レコード会社からの大きな反発を招いている。
これは、いわゆる「ネット規制法案」として大問題となっていたSOPA/PIPAの是非論争が根底にあって、昨年末には賛同派が有利な情勢に見られていたのが、今年に入って逆転。ホワイトハウスが不支持表明するにいたって、事実上の棚上げになったばかりで、この仇をmegauploadで獲ったのでは、との話まであった。「なぜ今Megaupload摘発なのか?」
これまで「シリコンバレー」対「ハリウッド」と表されてきた違法ダウンロード問題は、「ネット」対「マスメディア」とも言えるし、ここに来て「一部アーティスト達」と「音楽、映像、出版に関連する権利者利益団体」との戦いの様相も見えてきた。
とは言え、アーティストの中には「会社や利益団体に守られている」という意識が強い人たちも多いだろうから、簡単にはひとまとめには出来ない。が、先のビデオに参加している人たちが主にヒップホップ系アーバン系ということから、「新世代」対「旧世代」という世代間抗争の図式は確実にあるだろうとも思うのだった。
さて、私はどう思うか。先にも書いたが、Megauploadそのものについては、さして興味はないが、これらの「原則フリー」による共有という概念は、大革命をもたらすと確信している。パソコンが生まれ、ネットが生まれ、そして、フリーとなる。これからは、基本的に「フリー」。
だが、こういうユートピア的な発想だけではダメで、各場面で数々の戦いが繰り広げられることは必至だと思う。そのたびに、我々は決断を迫られることになる。
プリンスが「これからはライブで稼ぐ時代だ」と発言しているらしいが、基本的に大賛成だ。結局、ミュージシャンは演奏することに帰るのみ。
ボブ・ディランのかつての発言「もうがらくたみたいな音楽しか無いのだからネット配信なんて全て金取らず無料でやるべきだ!」は、今を暗示していた。
違法ダウンロードへの取り締まり強化は、アメリカだけはなく、フランスの「ストライク法」もそうだし、日本でも自民・公明が規制法案の提出を発表しているし、JASRACらが強く支持している。
だが、これらの動きに反動するのがスイスで、これは驚愕だった。昨年12月にスイス政府が出した決断「私的使用であれば非正規ダウンロードも合法」には賛否両論だろうが、私にとっては画期的に思える。「スイス政府の決断、非正規ダウンロードでも合法」
ということで、スイス政府の報告書での結論をここに掲載して、今の時点ではちゃんとまとまっていない私の見解も、これに近いとしたい。
「これまで記録メディアに新たな技術が誕生する度、都度『不正使用』されてきた。これは進歩に対して支払う対価なのである。新技術をアドバンテージとして活かせる人が勝者となり、この進歩に取り残されて旧来のビジネスモデルに従い続ける人は敗者となる」
SOPA/PIPA法案のもろもろについては「著作権者団体とWeb 2.0的IT企業の対立
なぜWikipediaは停止するのか――SOPA抗議活動をひもとく」



ここまで紹介したピヴィニッチェはどちらかというと伝統的なスタイルで、「東側」っぽい。だが、この「コルコフナ」はピルスナー・ウルケルの直営店で、ビールについての信用度も高いし、店内はオシャレに洗練されているし、店員さんのサービスも良い。また、プラハ市内に何軒か店を構えて、チェーン展開している。つまり「西側」っぽいわけ。なので、少し値段が高めに設定されている感じだが、それでも日本での飲み食いに比べればずいぶん安い。
「西側系」からもう一つ。プラハ最終日の夜に、締め切りギリギリで駆け込むように入った「ポトレフェナー・フサ」は、より若者向け。すべてにおいてスタイリッシュなムードを強調していたし、ビールの種類も多いし、料理もチェコの伝統料理だけでなく、いろいろと取り入れた創作料理っぽい。BGMがガンガンだったのは、夜遅かったからか。
旅行前は、最も楽しみにしていて、ここでしか飲めない黒ビール「Flekovský」には大きな期待で一杯だった。何しろ、ほとんどのガイドブックに掲載され、チェコを旅行された日本人の多くが訪れ、皆さん大絶賛だったからだ。同じくガイドブック御用達(?)の「ウ・カリハ」には否定的なコメントがあるのに、「ウ・フレクー」には見当たらなかった。
プラズドロイ(ピルスナー・ウルケル)をプラハで2番目に美味しく飲ませる所として、チェコ・ビールの達人に紹介されていた店。ここは、プラハで初めてプラズドロイを出した店としても有名。観光客にとってはレストランとしても利用できるので、「ティグラ」よりも入りやすく、気楽に美味いプラズドロイが味わえる。
プラハでブドヴァルの看板が出ている店はあまり多くないようだった。なので、それを飲ませてくれる店というのは貴重だし、絶対に訪れたい。